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看護師がいきいき働く経験の意味とその構造

トライアンギュレーションによる混合研究法

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)

いきいきと働く看護師の経験の語りから、看護実践におけるself-efficacyの志向性と内容について分析。看護師がいきいき働く経験の意味と、活気が感じられる病棟の看護チームの特徴を現象学的分析により記述する。

【著者紹介】
中谷 章子(なかたに しょうこ)

略歴
1991 東京女子医科大学看護短期大学看護学科卒業
2009 日本女子大学家政学部児童学科卒業
2015 立正大学大学院心理学研究科応用心理学専攻修士課程修了 修士(心理学)
2018 筑波大学大学院人間総合科学研究科看護科学専攻博士後期課程修了 博士(看護科学)
2022 昭和大学看護キャリア開発・研究センター認定看護管理者教育課程サードレベル修了

看護師,歯科衛生士

福岡県出身,東京女子医科大学病院看護師,専業主婦,重症心身障害児在宅療育支援センター東部訪問看護事業部非常勤看護師,神奈川歯科大学短期大学部看護学科助教,首都大学東京(現 東京都立大学)健康福祉学部看護学科非常勤講師,筑波大学医学医療系リサーチアシスタント等を経て,現在,茨城県立こころの医療センター看護局看護教育支援指導官,筑波大学医学医療系客員研究員兼任

主な業績
看護局マネジメントラダーシステムの構築(2020,茨城県立こころの医療センター),「看護師のコミュニケーションスキルとセルフエフィカシー,専門職的自律性との関連」(共著,2018,日本看護研究学会雑誌41),「看護のための乳幼児精神保健入門」(共著,2008,金剛出版)など
目次を表示します。
はじめに

第1章 序論
 第1節 研究の背景
 第2節 文献検討
  第1項 看護師―患者間の相互作用に関する研究
  第2項 看護師のメンタルヘルスに関する研究
   Ⅰ.看護師のメンタルヘルスと職場環境
   Ⅱ.看護師のエンパワメントに関する研究
  第3項 看護師がいきいき働くことに関する研究
   Ⅰ.Seif-efficacyに関する研究
   Ⅱ.看護師のワーク・エンゲイジメントに関する研究
   Ⅲ.いきいき働くことに関する研究
 第3節 研究目的と意義
  第1項 目的
  第2項 意義
 第4節 本研究における用語の定義
  第1項 いきいき働く看護師
  第2項 Seif-efficacy
  第3項 志向性
  第4項 心理的力動

第2章 研究方法
 第1節 研究協力施設と対象者
  第1項 Step1 臨床看護師のSeif-efficacy分析対象者
  第2項 Step2 看護師がいきいき働く経験の意味
 第2節 調査期間
 第3節 調査内容
 第4節 倫理的配慮
 第5節 分析方法
  第1項 Step1 臨床看護師のSeif-efficacy
  第2項 Step2 看護師がいきいき働く経験の意味

第3章 結果
 第1節 Step1 臨床看護師のSeif-efficacyの結果
  第1項 分析対象者
  第2項 看護師Seif-efficacyの概念構造
   Ⅰ.看護スタッフのSeif-efficacy
   Ⅱ.看護師長のSeif-efficacy
 第2節 Step2 看護師がいきいき働く経験の意味の結果
  第1項 分析対象者
  第2項 看護師がいきいき働く経験の構造と意味
   Ⅰ.A看護師の経験
   Ⅱ.B看護師の経験
   Ⅲ.C看護師の経験
   Ⅳ.D看護師の経験

第4章 考察
 第1節 臨床看護師のSeif-efficacyの特徴と連関するもの
 第2節 看護師がいきいき働く経験の構造と意味
  第1項 現象学における4つの基本的実存的テーマについて
  第2項 看護師がいきいき働く経験の構造
  第3項 いきいき働く経験の構造に連関するもの
  第4項 いきいき働く経験に存在する心理的力動
  第5項 看護師がいきいき働く経験の発生的成り立ちと経験の意味
 第3節 看護師―患者、協働者が相互作用する場の心理的環境
 第4節 看護への示唆
 第5節 本研究の限界と今後の課題

第5章 結論

補章

文献
研究を終えて
資料
著者中谷章子 著
発行年月日2022年03月31日
頁数240頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2432-9