第1章 序章
第1節 研究の背景
1.研究の学術的背景
2.達成目標
3.本研究の学術的な特色
第2節 研究目的と枠組み
1.研究目的
2.研究の枠組み
3.老年看護学における理論構築に向けて
第3節 理論的背景
1.Kitwood によるパーソン・センタード・ケア(Person-centred-care)
2.Schaufeli & Bakkerによるワーク・エンゲイジメント(Work engagement)
第4節 研究の方法
1.本研究の構成概要
2.研究の計画
3.倫理的配慮
第5節 用語の定義
1.認知症高齢者あるいは認知症高齢患者
2.人間の安寧(Human well-being)
3.認知症ケア
4.BPSD(Behavioral and psychological symptoms of dementia)
5.職務満足度
6.職務継続意向
7.転職意向と離職意向
8.ワーク・エンゲイジメント
9.介護老人保健施設
10.地域包括ケア病棟
第2章 文献検討
第1節 認知症高齢者のBPSDに対するケアと職務満足に関する文献検討
1.文献検索方法
2.結果
3.考察
4.結論
第2節 認知症高齢者に対するシームレスケアに関する文献検討
1.文献検索方法
2.結果
3.考察
4.結論
第3章 介護老人保健施設におけるBPSDのケアの現状(研究課題A-1)
第1節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.調査内容
5.分析方法
第2節 結果
1.対象者の属性
2.「昜怒・興奮」の具体的な言動に実施したよい反応を得られたケア
3.「拒薬・拒食・拒絶」の具体的な言動に実施したよい反応を得られたケア
4.「行動的攻撃(暴力)」の具体的な言動に実施したよい反応を得られたケア
5.「不潔行為」の具体的な言動に実施したよい反応を得られたケア
第3節 小括
1.考察
2.結論
第4章 特別養護老人ホームにおけるBPSDのケアの現状(研究課題A-2)
第1節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.調査内容(インタビュー内容)
5.分析方法
第2節 結果
1.対象者の属性
2.「昜怒・興奮」のケア
3.「拒薬・拒食・拒絶」のケア
4.「行動的攻撃(暴力)」のケア
5.「不潔行為」のケア
6.関連図
第3節 小括
1.考察
2.結論
第5章 デルファイ法を用いたSS-BPSD案の検討(研究課題B)
第1節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.3段階によるデルファイ法の実施と分析方法
第2節 結果
1.対象者の属性
2.第1段階:各質問項目の重要度の評価結果
3.第2段階:第1段階から抽出した各質問項目の重要度の評価結果
4.第3段階:質問項目厳選と文言の修正
第3節 小括
1.考察
2.結論
第6章 SS-BPSD案の内容的妥当性と表面的妥当性(研究課題C)
第1節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.調査内容
5.分析方法
第2節 結果
1.対象者の属性
2.SS-BPSD案のの質問項目の平均値と職種による差
3.認知症ケア実践の平均値と職種による差
4.認知症ケア実践とSS-BPSD 案との相関関係
第3節 小括
1.考察
2.結論
3.今後の課題
第7章 介護老人保健施設における認知症ケアと職務継続意向の関係(研究課題D)
第1節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.調査内容
5.分析方法
第2節 結果
1.対象者の属性
2.SS-BPSDの有用性の検証
3.SS-BPSD・認知症ケア・職務満足・職務継続意向の関係
4.認知症高齢者のBPSDに向き合うケアと職務継続意向との関係
第3節 小括
1.考察
2.結論
第8章 地域包括ケア病棟における認知症高齢者のBPSDに向き合うケアと職務継続意向との関係(研究課題E)
第1節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.調査内容
5.分析方法
第2節 結果
1.対象者の属性
2.SS-BPSDの再現性
3.日本語版UWES
4.認知症ケア・職務満足・職務継続意向
5.SS-BPSD・日本語版UWES・認知症ケア・職務満足・職務継続意向の関係
6.SS-BPSDの関連要因
7.認知症高齢患者のBPSDに向き合うケアと職務継続意向との関係
第3節 小括
1.考察
2.結論
第9章 認知症高齢患者に対するシームレスケアの指標
(新たな課題Ⅰ)
第1節 地域包括ケア病棟における新たな課題:シームレスケア
第2節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.調査内容
5.分析方法
第3節 結果
1.対象者の属性
2.SCD-CBSの信頼性と妥当性の検証
3.SCD-CBSの下位尺度の年齢,職位,カンファレンスの程度による差
第4節 小括
1.考察
2.結論
第10章 認知症高齢患者に対するシームレスケアの実践(新たな課題Ⅱ)
第1節 看護職の実践力における新たな課題:ケースメソッド
第2節 調査の実施
1.研究目的
2.対象者
3.調査期間
4.データ収集方法と内容
5.分析方法
第3節 結果
1.対象者の属性
2.SCD-CBSの研修前後の変化
3.研修前後のSCD-CBSの下位尺度と年齢,最終学歴,通算勤務年数,現在の勤務場所の継続意向の関係
4.SCD-CBSの下位尺度と職位,自発的な院外研修,業務としての院外研修,離職経験,配置転換の有意確率
5.研修後のSCD-CBSの総合点の関連要因
第4節 小括
1.考察
2.結論
第11章 総合的討論
第1節 研究結果の総括
1.研究課題ごとの総括
2.本研究の主要な成果とその意義
第2節 我が国の認知症ケアをめぐる諸課題の解決に向けた方策
1.ケア実践者によるBPSDへのケアの知識と技能の習得
2.ケア実践者の離職・転職を防ぐ現任教育
3.急性期病院への入院から始める認知症ケア
第3節 老年看護学における視座
1.老年看護学における追及すべきケアのあり方
2.ケア実践者の高齢者ケア職務継続モデル
第4節 地域包括ケアを支える新たな知見と今後の課題
1.高齢者のWell-beingを高めるケア
2.さまざまな視点からの高齢者ケアにおけるリスク・ガバナンス
文献
学術誌および学会誌などに関する執筆一覧
謝辞