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子どもの心身症への統合的アプローチに関する臨床心理学的研究

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)

本書は、筆者が経験した12の事例を取り上げ、子どもの心身症への統合的アプローチの有効性とその臨床的意義について検討した臨床心理学的研究。


【著者略歴】
伊東眞里(いとう まり)
1979年 千葉大学教育学部卒業
1983年 大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了
2021年 武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科 博士(臨床心理学)取得
現 在 神戸親和女子大学大学院教授

主要著書
『医療臨床心理学』(共著)(コレール社,2004)
『発達のための臨床心理学』(共著)(保育出版,2010)
『読んでわかる臨床心理学』(共著)(サイエンス社,2021)
目次を表示します。
序 章
 第1節 本論文の目的
 第2節 本論文の概要

第Ⅰ部 子どもの心身症の理論的研究

第1章 子どもの心身症の研究動向
 第1節 子どもの心身症の定義と症状メカニズム
 第2節 子どもの心身症の心理療法に関する先行研究の概観

第2章 子どもの心身症へのアプローチの考え方
 第1節 子どもの心身症へのアセスメントの考え方
 第2節 子どもの心身症への治療関係の考え方
 第3節 子どもの心身症への治療技法の考え方

第Ⅱ部 子どもの心身症の事例研究
 
第3章 臨床研究Ⅰ      
 第1節 頭痛、腹痛などの心身症(事例A)
 第2節 過換気症候群(事例B)
 第3節 心因性歩行障害(事例C)

第4章 臨床研究Ⅱ      
 第1節 抜毛症(事例D)
 第2節 手洗い症状(事例E)
 第3節 過換気症候群(事例F) 

第5章 臨床研究Ⅲ
 第1節 緘黙症(事例G) 
 第2節 緘黙症(事例H) 
 第3節 チック症(事例I)

第6章 臨床研究Ⅳ     
 第1節 頭痛、腹痛などの心身症(事例J) 
 第2節 頭痛、胸痛などの心身症(事例K) 
 第3節 夜尿症(事例L)

第Ⅲ部 総合考察

第7章 4つのタイプにおける事例の考察
 第1節 タイプ1における3つの事例の考察
 第2節 タイプ2における3つの事例の考察
 第3節 タイプ3における3つの事例の考察
 第4節 タイプ4における3つの事例の考察
 第5節 4つのタイプを含めた12の事例の全体的考察

第8章 子どもの心身症への統合的アプローチの臨床的意義
 第1節 動機づけと自己理解による分類の臨床的意義
 第2節 認知行動療法とクライエント中心療法、遊戯療法、描画療法による組み合わせの臨床的意義
 第3節 子どもをみる統合的な視点の臨床的意義

おわりに
引用文献
謝辞
著者伊東眞里 著
発行年月日2022年11月15日
頁数230頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2447-3