地方学力テストの歴史
47都道府県の戦後史
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まえがき
序章 「地方学力テスト」研究の意義と課題
1 研究の目的と方法
2 地方学力テストの「機能」と「役割」
3 「地方学力テスト」の名称
4 「地方学力テスト」に関する先行研究
5 戦後の地方学力テスト体制
6 本書の課題と構成
7 「地方学力テスト」に関する資料と表記上の留意点
第1章 「地方学力テスト」の歴史的展開~各時代の特徴~
はじめに
1 第1期(昭和20年~昭和30年):地方学テの起源
2 第2期(昭和31年~昭和41年):地方学テの定着
3 第3期(昭和42年~平成5年):地方学テの増加
4 第4期(平成6年~平成18年):地方学テの減少
5 第5期(平成19年~令和2年):地方学テの衰退
おわりに
第2章 「地方学力テスト」の実施主体~誰が実施したのか~
はじめに
1 都道府県教育委員会
2 都道府県教育研究所
3 都道府県教育センター
4 小・中学校長会と教育委員会
5 その他の機関・組織
おわりに
第3章 「標準学力テスト」開発の歴史~その普及と衰退~
はじめに
1 「標準学力テスト」とは何か
2 戦後直後の開発実態
3 開発の意図と経緯
4 北海道における開発
5 千葉県における開発
6 福井県における開発
7 京都府における開発
8 愛媛県における開発
おわりに
第4章 「学習指導改善テスト」開発の歴史~「教師作成テスト」の意義と課題~
はじめに
1 「学習指導改善」のためのテスト
2 地方学力テストによる学習指導改善
3 東京都の学習指導改善
4 長野県の学習指導改善
5 岐阜県の学習指導改善
6 滋賀県の学習指導改善
7 島根県の学習指導改善
8 佐賀県の学習指導改善
おわりに
第5章 「地方学力テスト」と「知能検査」の利活用の実態~「学力」と「知能」の相関関係~
はじめに
1 昭和20年代の「地方学力テスト」と「知能検査」
2 昭和30年代の「地方学力テスト」と「知能検査」
3 昭和40年代の「地方学力テスト」と「知能検査」
4 昭和50・60年代の「地方学力テスト」と「知能検査」
おわりに
〈資料〉各年代の「地方学力テスト」と「知能検査」の実施状況
第6章 「全国学力調査」と「地方学力テスト」~「地方学力テスト」への影響~
はじめに
1 「全国学力調査」の実施内容
2 「全国学力調査」の分析内容
3 「全国学力調査」による都道府県別ランキング
4 「全国学力調査」の影響―都道府県独自の分析と学力向上対策―
5 「全国学力調査」の影響―「地方学力テスト」による取り組み―
おわりに
第7章 「全国教育研究所連盟」と「地方学力テスト」~共同研究事業の成果~
はじめに
1 「全教連」発足の経緯
2 「全教連」の活動内容と研究成果
3 「全教連」の共同研究―昭和30年代―
4 「全教連」の共同研究―昭和40年代―
5 「全教連」の共同研究―昭和50年代以降―
6 埼玉県の共同研究
7 新潟県の共同研究
8 長崎県の共同研究
おわりに
第8章 「教育・学習評価」と「地方学力テスト」~何が評価されたのか~
はじめに
1 昭和20年代の「教育評価」―「相対評価」の始まり
2 「全国学力調査」の影響―「学力競争」と「相対評価」
3 昭和30年代の「教育評価」―「相対評価」の強化
4 昭和40年代の「教育評価」―「相対評価」への懐疑
5 昭和50・60年代の「教育評価」―「観点別評価」「到達度評価」
6 平成元年度以降の「教育評価」―「経年変化」と「学力の伸長度」
おわりに
第9章 「業者テスト」と「地方学力テスト」~なぜ「業者テスト」は普及したのか~
はじめに
1 戦後直後の「市販テスト」の利用状況
2 「業者テスト」の始まり
3 「業者テスト」との癒着構造
4 「業者テスト」の追放
5 各県の対応
6 静岡県出版文化会
7 「地方新聞社」の対応
おわりに
第10章 特色ある「地方学力テスト」の取り組み~学力向上を求めて~
はじめに
1 学力上位県の特徴
2 秋田県の学力テスト
3 石川県の学力テスト
4 福井県の学力テスト
5 「地方学力テスト」の新たな試み
おわりに
終章 「地方学力テスト」の役割と改善点
はじめに
1 戦後の学力政策
2 「地方学力テスト」の役割
3 「地方学力テスト」の改善点
おわりに
〈資料編〉
第1部 都道府県別地方学力テストの実施状況一覧―関西以北(北海道~岐阜県)―
第2部 都道府県別地方学力テストの実施状況一覧―関西以南(滋賀県~沖縄県)―
あとがき