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成蹊大学人文叢書20歴史の蹊、史料の杜

史資料体験が開く日本史・世界史の扉

定価: 2,200 (本体 2,000 円+税)

歴史学、地理学、社会学の専門家が史資料体験を通して得られた新知見、新地平、および自分自身の変化(成長)を披露。各自の研究のハイライトやダイジェスト、あるいはスピンオフを公開し、歴史の面白さと奥深さを伝える。


【執筆者紹介】(掲載順)
有富 純也(ありとみ じゅんや)第一章
成蹊大学文学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。

財城 真寿美(ざいき ますみ)第二章
成蹊大学経済学部教授。東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。

今田 絵里香(いまだ えりか)第三章
成蹊大学文学部教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。

加藤 祐介(かとう ゆうすけ)第四章
北海学園大学法学部専任講師。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。

鈴木 智行(すずき ともゆき)第五章
成蹊大学文学部助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。

樋口 真魚(ひぐち まお)第六章
成蹊大学文学部専任講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。

小武海 櫻子(こむかい さくらこ)第七章
成蹊大学文学部助教。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(史学)。

久保 茉莉子(くぼ まりこ)第八章
埼玉大学教養学部・大学院人文社会科学研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。

佐々木 紳(ささき しん)はしがき、第九章 *責任編集者
成蹊大学文学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。

小松 久男(こまつ ひさお)第一〇章
公益財団法人東洋文庫研究員、東京大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。修士(文学)。

松浦 義弘(まつうら よしひろ)第一一章
成蹊大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。博士(社会学)。

寺本 敬子(てらもと のりこ)第一二章
成蹊大学文学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。

竹内 敬子(たけうち けいこ)第一三章
成蹊大学文学部特別任用教授。マンチェスター大学大学院人文・歴史・文化研究科博士課程修了。Ph.D(歴史学)。

中野 由美子(なかの ゆみこ)第一四章
成蹊大学文学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
目次を表示します。
はしがき―史資料体験へのいざない

第一部 日本史の扉  佐々木 紳

 第一章 疫病と日本古代史―仏教との関わりから   有富 純也

 第二章 江戸・明治期の気象観測記録―シーボルト史料との出会い  財城 真寿美

 第三章 明治後期の少年少女雑誌―『少女の友』の表紙絵・冒険小説の変化  今田 絵里香

 第四章 宮内省の公文書―「上川御料地争議録」と私の近代天皇制研究  加藤 祐介

 第五章 法律の制定過程を探る―デジタルアーカイブから広がる歴史研究  鈴木 智行

 第六章 『日本外交文書』への誘い―戦前期日本外交史研究の課題とアプローチ  樋口 真魚

第二部 世界史の扉

 第七章 明清時代の中国民衆宗教と宝巻―華北農村における黄天道信仰の一風景  小武海 櫻子

 第八章 中国の文書館―上海市檔案館での史料調査体験  久保 茉莉子

 第九章 中東近代の自伝と書簡―ミドハト・パシャとその家族をめぐって  佐々木 紳

 第一〇章 中央ユーラシアの新聞・雑誌史料―時代の思潮を読む  小松 久男

 第一一章 テルミドールにおける「ロベスピエール=王」という噂をめぐって―手稿史料との出会い  松浦 義弘

 第一二章 幕末維新期のフランス留学と日本人―徳川昭武と前田正名  寺本 敬子

 第一三章 労働運動指導者ベン・ターナーの『自伝』(About My Self)―「変化の時代」を生きて  竹内 敬子

 第一四章 アメリカ合衆国議会の公聴会史料―先住民教育改革をめぐって  中野 由美子
著者成蹊大学文学部学会 編/佐々木紳 責任編集
発行年月日2023年03月31日
頁数340頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-2468-8