博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

ジェネラリスト・ソーシャルワークの継承と創発

佐藤豊道の研究・教育から

定価: 2,750 (本体 2,500 円+税)

ジェネラリスト・ソーシャルワークの第一人者、佐藤豊道の教えを受けた執筆者たちがその理論や研究、実績を考察し、検証するとともに、後世に継承していく目的で編纂。

【編著者紹介】
新保 祐光(しんぽ ひろみつ)
1973年生まれ。1996年東洋大学社会学部社会福祉学科卒業。1998年東洋大学大学院大学社会学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了。1998年₃次救急医療機関で医療ソーシャルワーカーとして勤務(~2008年)。2008年大正大学人間学部社会福祉学科専任講師。2012年東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。現在、大正大学社会共生学部社会福祉学科教授。社会福祉士・精神保健福祉士。主な著書『退院支援のソーシャルワーク―当事者支援システムにおける「状況的価値」の形成―』(相川書房,2014年)等。

久保田 純(くぼた じゅん)
1975年生まれ。1998年東洋大学社会学部社会福祉学科卒業。1998年政令指定都市に社会福祉職として入職し、知的障害者更生施設生活指導員、児童相談所児童福祉司、福祉事務所生活保護ケースワーカー・こども家庭支援担当ソーシャルワーカー・高齢者支援担当ソーシャルワーカーを歴任(~ 2019年)。2007年東洋大学大学院社会学研究科福祉社会システム専攻修士課程修了。2018年東洋大学大学院福祉社会デザイン研究科社会福祉学専攻博士課程修了。博士(社会福祉学)。現在、日本大学文理学部社会福祉学科准教授。社会福祉士。主な著書『母子家庭へのソーシャルワーク実践モデル―「当事者主体」に向けた「『揺らぎ』に基づく合意形成」―』(風間書房,2020年)等。

【執筆者紹介(執筆順)】
井上 修一 (ソーシャルワーク実践研究会)
山口  圭 (ソーシャルワーク実践研究会)
内田 栄美 (ソーシャルワーク実践研究会)
樋口 明子 (ソーシャルワーク実践研究会)
齋藤久美子 (ソーシャルワーク実践研究会)
村松 愛子 (ソーシャルワーク実践研究会)
國吉安紀子 (ソーシャルワーク実践研究会)
植村 麻美 (ソーシャルワーク実践研究会)
目次を表示します。


はじめに 
佐藤豊道教授の経歴・実績

第1章 理論編
ジェネラリスト・ソーシャルワークの視点「人間:環境:時間:空間の交互作用」(新保祐光)
ジェネラリスト・ソーシャルワーク実践における「人間:環境:時間:空間」概念の検討
  ―佐藤豊道のジェネラリスト・ソーシャルワーク理論を手がかりに―(井上修一)
なじみの関係にもとづいた協働的なアセスメントの体系化に関する試行的考察
  ―介護福祉実践が陥る単純定型化の検討に関連づけて―(山口圭)

第2章 事例検討編
「人間:環境:時間:空間の交互作用」のソーシャルワーク実践
  ―佐藤豊道のスーパーバイザーとしての助言の構造化―(久保田 純)
ソーシャルワーク実践研究会における退院調整における経済的支援についての検討
  ―緩和ケア移行期の事例―(内田栄美)
ソーシャルワーク実践における記録の意義の再発見
  ―小児がんの再発例の患児家族とのかかわりを通して―(樋口明子)
ソーシャルワークの価値の媒介における有用な理論の検討
  ―田村健二の「コップ」の比喩を応用した人間理解―(齋藤久美子)

第3章 教育編
佐藤豊道先生への近況と実践報告(村松愛子)
佐藤先生について(國吉安紀子)
佐藤先生との思い出(植村麻美)
佐藤先生から学んだこと(齋藤久美子)

おわりに
著者新保祐光・久保田純 編著
発行年月日2023年09月24日
頁数232頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2482-4