小中学生の英語教育におけるワーキングメモリの基礎研究
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第1章 はじめに
1.1 研究の背景
1.2 研究の意義と目的
1.3 研究方法
1.4 本書の構成と概要
第2章 言語とワーキングメモリ
2.1 ワーキングメモリとは何か
2.2 ワーキングメモリと短期記憶
2.3 ワーキングメモリの代表的モデル
2.4 ワーキングメモリの変容と測定
2.5 ワーキングメモリの機能
2.5.1 音韻ループ
2.5.1.1 語長効果
2.5.1.2 音韻的類似性効果
2.5.2 視空間スケッチパッド
2.5.3 エピソードバッファ
2.5.4 中央実行系
2.6 言語習得におけるワーキングメモリ
第3章 先行研究:第二言語習得におけるワーキングメモリ研究
3.1 ワーキングメモリの測定:言語
3.2 音韻ループ
3.2.1 単語単位
3.2.1.1 デジットスパンテスト(順唱)
3.2.1.2 英語の非単語反復テスト
3.3 中央実行系
3.3.1 単語単位
3.3.1.1 デジットスパンテスト(逆唱)
3.3.1.2 逆ストループテスト・ストループテスト
3.3.1.2.1 従来のストループテスト
3.3.1.2.2 集団式の逆ストループテスト・ストループテスト
3.3.2 文単位:複合スパンテスト
3.3.2.1 リーディングスパンテスト
3.3.2.2 リスニングスパンテスト
第4章 調査方法
4.1 日本語が母語である参加者の英語学習の現状
4.2 外国語活動:目標とワーキングメモリの測定方法(単語単位のみ)
4.3 外国語科:目標とワーキングメモリの測定方法(文単位も可能)
4.4 ワーキングメモリモデルにおける本研究調査の位置づけ
第5章 外国語活動:母語(日本語)と外国語(英語)の短期記憶容量の3年間の変容(研究1)
5.1 目的
5.2 方法
5.2.1 参加者
5.2.2 英語活動の指導内容
5.2.3 実験材料
5.2.4 手順
5.2.5 採点
5.2.6 分析
5.3 結果
5.3.1 記述統計
5.3.2 英語学習開始年齢の違いによる日本語と英語の短期記憶容量の3年間の変容
5.4 考察
5.4 まとめ
第6章 外国語活動:英語の非単語の音声産出(研究2)
6.1 目的
6.2 方法
6.2.1 参加者
6.2.2 実験材料
6.2.3 手順
6.2.4 採点
6.2.5 分析
6.3 結果
6.3.1 記述統計
6.3.2 正確な発音(評価1)
6.3.3 プロソディの特徴(評価2,3,4)
6.3.4 単語らしさ(wordlikeness)
6.4 考察
6.5 まとめ
第7章 外国語活動:英語の非単語の音声産出の3年間の変容(研究3)
7.1 目的
7.2 方法
7.2.1 参加者
7.2.2 実験材料
7.2.3 手順
7.2.4 採点
7.2.5 分析
7.3 結果
7.3.1 記述統計
7.3.2 プロジェクト1年目と3年目の英語接触量の相違:第3学年と第5学年
7.3.3 音声産出の3年間の変容と英語活動開始年齢
7.3.3.1 評価1(正確な発音)
7.3.3.2 評価2(音節数の一致)
7.3.3.3 評価3(適切なリズムとアクセント)
7.4 考察
7.5 まとめ
第8章 外国語活動:英語の非単語の音韻認識と音声産出(研究4)
8.1 目的
8.2 方法
8.2.1 参加者
8.2.2 実験材料
8.2.3 手順
8.2.4 採点
8.2.5 分析
8.3 結果
8.3.1 音韻認識
8.3.1.1 音韻認識の記述統計
8.3.1.2 音韻認識の一般化線形混合モデル
8.3.2 音声産出
8.3.2.1 音声産出の記述統計
8.3.2.2 音声産出の一般化線形混合モデル
8.4 考察
8.5 まとめ
第9章 外国語活動:母語(日本語)と外国語(英語)の逆ストループ効果及びストループ効果の1年間の変容(研究5)
9.1 目的
9.2 方法
9.2.1 参加者
9.2.2 実験材料
9.2.3 手順
9.2.4 採点
9.2.5 分析
9.3 結果
9.3.1 記述統計
9.3.2 注意力(課題1から課題4の正答数)の1年間の変容
9.3.3 選択的注意力(逆ストループ干渉率・ストループ干渉率)の1年間の変容
9.4 考察
9.5 まとめ
第10章 外国語科:英語リスニングスパンテストの開発(研究6)
10.1 目的
10.2 方法
10.2.1 参加者
10.2.2 実験材料
10.2.2.1 日本語版リスニングスパンテスト
10.2.2.2 英語版リスニングスパンテスト
10.2.2.3 小学生用英語リスニングテスト
10.2.3 手順
10.2.4 採点
10.2.5 分析
10.3 結果
10.3.1 記述統計
10.3.2 3種類のテストの相関分析
10.3.3 英語版LSTを予測する階層的重回帰分析
10.4 考察
10.5 まとめ
第11章 結論
11.1 総合的考察
11.1.1 言語的短期記憶容量
11.1.2 英語の音韻認識と音声産出
11.1.3 注意力と選択的注意力
11.1.4 英語のワーキングメモリ容量測定のテスト開発
11.2 認知心理学のワーキングメモリ研究への貢献
11.3 英語教育への教育的示唆
11.3.1 言語的短期記憶容量
11.3.2 英語の音韻認識と音声産出
11.3.3 注意力と選択的注意力
11.3.4 言語性ワーキングメモリ容量
11.4 今後の課題
参考文献
初出論文
付録
謝辞