子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた社会科授業
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はじめに(新谷 和幸)
第Ⅰ章 子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた授業論の歴史的発展
第1節 社会科成立期における作業単元学習論の歴史的展開
―東京第二師範学校女子部附属小学校の「社会科」の理論と実践をもとに―(福田 喜彦)
第2節 論争問題学習における「生産的な議論」と「よい議論行動」(小田 泰司)
第3節 「教材の論理」と「子どもの心理」からのアメリカ新社会科の再照射
―ワシントン大学初等社会科学プロジェクトに着目して―(渡邊 大貴)
第4節 社会研究としての社会科授業の論理的背景
―子どもの心理と教育内容の論理の結合に至る歴史的経緯―(大野木 俊文)
第Ⅱ章 子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた授業方略
第1節 科学技術社会論の成果を踏まえた小学校社会科授業
―トランス・サイエンスな問題に向き合う市民の育成を目指して―(吉川 修史)
第2節 ソーシャルメディア社会における社会科授業構成論(松岡 靖)
第3節 社会科授業で概念の名辞を探究する必要性
―「概念カテゴリー化学習」の意義と将来展望―(新谷 和幸)
第4節 政治的主体化した市民を育成する社会科授業(神野 幸隆)
第5節 多様性社会の形成者を育成する小学校社会科授業(服部 太)
第6節 新実在論に基づいた見方・考え方を育成する社会科授業(須本 良夫)
第7節 理解型授業における「創造的認知のモデル」を援用した教師支援(原紺 政雄)
第Ⅲ章 子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた地域学習
第1節 社会的事象の比較を大切にした小学校社会科授業
―第3学年単元「店で働く人 山崎清春商店」の実践を通して―(才谷 瑛一)
第2節 身近な事象の社会的価値を考える社会科授業
―第3学年単元「移動スーパーとくし丸」の開発を通して―(野村 晃弘)
第3節 地域への愛情と誇りを育てる伝統文化学習の創造
―第4学年単元「諸木十二神祇神楽」の開発を通して―(沖西 啓子)
第4節 社会的な見方や考え方を働かせ,仲間とともによりよい社会づくりの力を育てる社会科の授業
―第4学年 岡崎の「石」の実践を通して―(新井 健祐)
第5節 土砂災害を共に乗り越えるための社会科授業
―第4学年単元「土砂災害から安全を守る」―(市位 和生)
第Ⅳ章 子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた地理・産業学習
第1節 子どもの意欲を高める小学校地理学習の授業開発(伊藤 公一)
第2節 海から観た社会科(村上 忠君)
第3節 子どもの思考の流れを意識した学習サイクルの構想
―第5学年単元「くらしを支える食料生産・岡崎市の農業」―(倉田 舞)
第4節 子どもが納得する場面を大切にした社会科授業づくり
―第5学年単元「魚が食べられなくなる日はくるの!?」の授業開発を通して―(髙下 千晴)
第5節 持続可能な社会の創り手を育てる小学校工業学習の授業開発
―第5学年単元「自動車と半導体からみる『これからの工業生産』」を事例に―(中川 琢麻)
第6節 自分ごととして捉える社会科授業
―第5学年水産業の実践―(田坂 郁哉)
第Ⅴ章 子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた歴史・公民学習
第1節 シナリオの再吟味を終末に位置づけた小学校歴史学習
―第6学年単元「聖武天皇と奈良の大仏」の実践を通して―(佐藤 健)
第2節 「概念的くさび」による知識の再体制化を促す授業づくり
―第6学年単元「江戸の文化や学問をつくり上げた人々」―(長野 由知)
第3節 人々の営みやかかわりから歴史的事象を見つめ直す小学校社会科授業の実践
―第6学年単元「新しい日本,平和な日本へ」―(大野 耕作)
第4節 人口減少社会を想定したシステム・デザイン思考による社会科授業
―第4学年単元「循環する水〜水道料金を視点として〜」の事例から―(森 清成)
第5節 文化に焦点化した「グローバル化社会学習」の授業開発
―ピンクレディを学習材とする授業実践から―(中丸 敏至)
第6節 環境知性を磨く小学校社会科学習についての一考察(宮里 洋司)
第7節 子ども・教材・教師の各論理の融合を目指す社会科授業の研究実践
―中学校公民的分野単元「持続可能な地域(バス)」―(森田 淳一)
附録 木村博一先生 主要論文著作目録
おわりに(松岡 靖)
「社会科の理念と授業を考える会」執筆者一覧