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レリバンスの構築を目指す令和型学校教育

定価: 4,180 (本体 3,800 円+税)

学校教育の課題として、マネジメント研究、授業デザイン、授業方略、新たな開発視点、教師教育などの鍵概念を示し、レリバンスの構築を目指す令和型学校教育のあり方を提案。

【執筆者一覧】
關  浩和 兵庫大学教育学部教授
吉川 芳則 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
河邊 昭子 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
広原 康平 兵庫県明石市立錦が丘小学校教諭
真田 穣人 兵庫教育大学大学院学校教育研究科講師
𠮷岡 幸  和歌山県和歌山市立貴志小学校教諭
茂崎江里子 兵庫県神戸市立住吉小学校教諭
大江実代子 兵庫大学教育学部教授
岡﨑 誠司 富山大学名誉教授
中本 和彦 龍谷大学法学部教授
𠮷水 裕也 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
山内 敏男 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
赤井 利行 兵庫大学教育学部教授
加藤 久恵 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
筒井 茂喜 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
宇和 誠  愛媛県松山市立小野小学校教諭
小林千賀美 高知県南国市立長岡小学校教諭
岡崎 均  大阪体育大学教育学部教授
末永 琢也 兵庫県三木市立広野小学校教諭
森 清成  広島大学附属三原小学校教諭
二井 正浩 成蹊大学経済学部教授
山本 智一 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
計倉 康和 三木市教育委員会教育振興部三木市立教育センター所長
平川 泰海 兵庫県三木市立口吉川小学校教諭
桑原 敏典 岡山大学学術研究院教育学域教授
松岡 靖  京都女子大学発達教育学部教授
阪上 弘彬 千葉大学教育学部准教授
江角 紀行 愛媛大学教育学部附属中学校教諭
鈴木 正敏 兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授
福田 喜彦 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
緒方 満  比治山大学現代文化学部教授
前芝 武史 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
勝見 健史 兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
馬野 範雄 関西福祉科学大学教育学部教授
林  敦司 兵庫大学教育学部教授
池田 雄基 広島県江田島市立三高小学校教諭
和田あずさ 宮城教育大学教育学部講師
原田 智仁 兵庫教育大学名誉教授
令和6(2024)年3月現在
【編著者紹介】
關 浩和(せき ひろかず)
1958年愛媛県生まれ。愛媛県公立小学校教諭,広島大学附属小学校教諭,兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授を経て,現在,兵庫大学教育学部学部長,教授。主著『ウェッビング法-子どもと創出する教材研究法-』(明治図書,2002年),『情報リテラシーと社会科授業の改善』(明治図書,2007年),『情報読解力形成に関わる社会科授業構成論-構成主義的アプローチの理論と展開-』(風間書房,2009年)など。

吉川 芳則(きっかわ よしのり)
兵庫県生まれ。兵庫県公立小学校教諭,兵庫教育大学附属小学校教諭,兵庫県教育委員会事務局指導主事を経て、兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。主著『批判的読み(クリティカル・リーディング)を位置づけた説明的文章の学習モデル』(明治図書,2021年),『教室を知的に,楽しく!授業づくり,学級づくりの勘どころ』(三省堂,2015年),『説明的文章の学習活動の構成と展開』(渓水社,2013年)など。

河邊 昭子(かわべ あきこ)
宮崎県生まれ。広島市立小学校教諭,広島大学附属小学校教諭及び主幹教諭を経て,現在,兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。主著『芸術表現の授業づくり-音楽・図工・美術におけるコンピテンシー育成のための研究と実践』(共著)(三元社,2017年),主要作品(作曲)「プラタナスの風が」(1991年),「水辺の楽校」(2016年),「バンドフェスティバルの仲間たち」(2018年)など。
目次を表示します。
はじめに(河邊 昭子)

第1章 令和型学校教育を創るマネジメント研究
 第1節 民主的指導法によるよりよい学級集団づくり(広原 康平)
 第2節 次代を切り拓く子どもたちのためのキャリア教育
     ―目標志向的で根拠に基づくキャリア教育の展開―(真田 穣人)
 第3節 リスク・マネジメントの視点を取り入れた小学校社会科授業開発
     ―第6学年「くらしとつながっている政治」の場合―(𠮷岡 幸)
 第4節 小学校における自校通級の在り方(茂崎江里子)
第2章 令和型学校教育を創る教科・領域の授業デザイン
 第1節 説明的文章の批判的読みの指導内容の精選と系統(吉川 芳則)
 第2節 国語科教育―受信する心と技術―(大江実代子)
 第3節 今,求められる「戦争の授業」(岡﨑 誠司)
 第4節 主体的に学習に取り組む態度を育てる小学校社会科授業
     ―近藤拓音実践・単元「住みよいくらしをつくる『ごみのしょりと利用』」が示唆するもの―(中本 和彦)
 第5節 場所の体験と風景の発見
     ―気付きの質を高める生活科の学習デザイン―(𠮷水 裕也)
 第6節 災害への対応を語り直し,社会の在り方を提案する中学校歴史授業の展開
     ―小単元「市民・社会はいかに災害と向き合うか」を事例に―(山内 敏男)
 第7節 算数科授業改善―令和の学びへ―(赤井 利行)
 第8節 統合を促すメタ認知を育てる算数科授業(加藤 久恵)
 第9節 表したい思いや意図を音楽で共有する授業づくり(河邊 昭子)
 第10節 非認知能力を培う教育としての体育(筒井 茂喜)
 第11節 ICTを生かした授業開発
     ―総合的な学習の時間「ヒストリア小野」NIEを取り入れた実践―(宇和 誠)
第3章 令和型学校教育を創る授業方略
 第1節 GIGAタブレットを活用した生活科授業実践(小林千賀美)
 第2節 タブレット端末の教育用アプリ活用指標と事例分析(岡崎 均)
 第3節 協働的問題解決を基盤とする小学校社会科授業(末永 琢也)
 第4節 システム・デザイン思考を援用した循環型社会の構築をめざす小学校社会科授業開発
      ―第5学年「フリマアプリから見る情報社会」の場合―(森 清成)
 第5節 エンパシーに着目したレリバンスを構築する歴史授業
     ―P.サーモンズの「人間であること?」を事例に―(二井 正浩)
 第6節 授業を通して協調的な学級風土を醸成するアーギュメントの指導(山本 智一)
第4章 令和型学校教育を創る新たな開発視点
 第1節 「法」を視点にした小学校社会科授業の開発(計倉 康和)
 第2節 探究の共創―生活科・総合的な学習の時間の実践―(平川 泰海)
 第3節 主権者教育を視点とする令和型授業改革(桑原 敏典)
 第4節 持続可能な社会への再構築を図る社会系授業の構成原理(松岡 靖)
 第5節 持続可能な社会に向けた社会系教科教育研究の成果と展望(阪上 弘彬)
 第6節 主体的に問いを創出する子どもの育成を目指す授業づくり
     ―中学校社会科地理的分野の単元開発を通して―(江角 紀行)
 第7節 主体的で対話的な学びを創るプロジェクト型保育の実践(鈴木 正敏)
 第8節 広島高等師範学校附属小学校の教科カリキュラム論
     ―「生活科」・「社会科」・「自由研究」の科目編成と単元構成に着目して―(福田 喜彦)
 第9節 保育者・小学校教員養成課程大学生のための音楽教育プログラム(緒方 満)
 第10節 美術解剖学の学際的可能性についてⅡ
     ―人体構造学を視座とした情動反応と重度障碍者の美術教育に関して―(前芝 武史)
 第11節 子どもの自律的な学びを支える評価
      ―「学習のための評価」「学習としての評価」―(勝見 健史)
第5章 令和型学校教育を創る教師教育
 第1節 体験的・探究的な学修活動を組み込んだ大学の授業改善
     ―4年「総合的な学習の時間の指導法」を手がかりにして―(馬野 範雄)
 第2節 道徳教育を担う教員養成のこれから(林  敦司)
 第3節 初任者研修(池田 雄基)
 第4節 小学校英語教師の成長過程の探究(和田あずさ)
第6章 令和型学校教育の課題と展望
 第1節 令和型学校教育の課題(原田 智仁)
 第2節 令和型学校教育の展望(關  浩和)

おわりに(吉川 芳則)
著者關浩和・吉川芳則・河邊昭子 編著
発行年月日2024年03月09日
頁数410頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2505-0