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スポーツにおけるインテグリティ教育の研究
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日本大学法学部叢書第50巻スポーツにおけるインテグリティ教育の研究

競技力向上とアンチ・ドーピング教育に関する日英の比較を中心に

定価: 4,950 (本体 4,500 円+税)

スポーツのインテグリティを思考するアンチ・ドーピング教育について、柔道競技を対象にアスリートやコーチのアンチ・ドーピングに関する日英の意識調査を実施。アンチ・ドーピング教育の現状について問題点を明らかにする。

【著者略歴】
田邉 陽子(たなべ ようこ)
東京都生まれ。ソウル大会(1988年公開競技)で銅,バルセロナ(1992年)で銀,アトランタ(1996年)で銀,とオリンピック女子柔道競技で3つのメダルを獲得した。
 柔道との出会いは高校3年の時,以後,並外れた体力とセンスの良さでぐんぐんと実力をつけ,日本女子柔道界の「女王」として君臨。「実力世界一」と期待されたバルセロナオリンピックでは,惜しくも銀メダルを獲得した。その後はいったん引退する。しかしコーチをめざして筑波大学大学院コーチ学専攻へ進み,視野を広げ,じっくり考える時間をもてたことが転機となって再びアトランタオリンピックをめざし,銀メダルを獲得した。
 選手引退後は,スポーツにおけるインテグリティ教育の研究のきっかけとなる世界アンチ・ドーピング機構のアスリート委員として活動し,スポーツにおける教育の重要性を学ぶ機会を得た。その後,早稲田大学大学院博士後期課程スポーツ科学専攻にて,競技力向上とアンチ・ドーピング教育に関して,アスリート・コーチとしての経験やスポーツの社会的活動を通じ,インテグリティを思考する教育活動としてのアンチ・ドーピング教育の研究を推進。
 現在は,日本アンチ・ドーピング機構理事,日本アンチ・ドーピング機構アスリート委員長として活躍。日本大学法学部教授として教鞭をとる。
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著者田邉陽子 著
発行年月日2024年09月10日
頁数122頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2515-9