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話者の音声の記憶に関する研究

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)

従来の話者同定研究の検討方法における制限を超えた、新たな実験パラダイムを考案。これまでにない認知過程ベースの解釈を可能にした。

【著者略歴】
井上 晴菜(いのうえ はるな)
2018年 関西大学文学部総合人文学科卒業
2020年 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻修士課程修了
2024年 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士後期課程修了
     博士(心理学)
現  在 法政大学大学院ライフスキル教育研究所大学院特任研究員
目次を表示します。
第1章 話者の音声の記憶とは
 はじめに
 第1節 未知話者の音声の記憶研究
 第2節 話者の音声の記憶の研究における記憶課題の分類方法
 第3節 話者同定の研究
 第4節 話者同定成績に影響を及ぼす要因
 第5節 言語隠蔽効果の研究
 第6節 話者同定における言語隠蔽効果の研究
 第7節 話者同定における言語隠蔽効果の生起因
 第8節 テスト刺激の選定方法
 第9節 本章のまとめ

第2章 言語的符号化の有無を要因とした記憶実験で使用する音声刺激の作成
 第1節 調査1
 第2節 本章のまとめ

第3章 話者同定における言語隠蔽効果は言語的符号化の対象に依存するか
 第1節 実験1
 第2節 本章のまとめ

第4節 言語的符号化が標的音声の話者同定に与える影響
 第1節 話者同定テストの回答手続き
 第2節 実験2
 第3節 本章のまとめ

第5章 話者同一性評定の判断過程は処理流暢性に影響を受けるか
 第1節 記憶課題の遂行過程
 第2節 音声刺激に対する再認研究
 第3節 実験3
 第4節 話者同定パラダイムにおける学習方略の効果
 第5節 実験4
 第6節 本章のまとめ

第6章 全体的考察
 第1節 本研究の学術的意義
 第2節 本研究で得られた知見
 第3節 今後の展望

引用文献
Appendix
あとがき
著者井上晴菜 著
発行年月日2024年11月30日
頁数180頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2522-7