教員養成学を考える
上越教育大学からの発信
定価:
4,180
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3,800
円+税)
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はじめに(林 泰成)
第1部 教員養成の原理を考える
第1章 教員養成学を考える
―教育とは何かという視点から― 林 泰成
第2章 日本の「教員養成学」を考える
―教師教育と教員養成・その錯綜をどう研究の文脈に乗せるか― 岩田康之
第3章 教員養成を支える「理論と実践の往還」をどう考えるか
―教職大学院のカリキュラム・デザインからの学び― 安藤知子
第4章 教員の権利保障と教員養成
―教育の地方自治を担う教員養成を考える― 辻󠄀村貴洋
第5章 教員養成学を教員養成史研究の視点から考える
―師範学校の「実態」を踏まえた議論の可能性— 長谷川鷹士
第6章 比較教育研究から「教員養成学」を考える
―イギリス地理教育研究の成果を通じて― 志村 喬
第2部 教員養成の実践と制度を考える
第7章 弘前大学教育学部の《教員養成学》
―「領域学」という視座からの一考察― 福島裕敏
第8章 幼保小接続を見据えた教員養成のあり方に関する考察
―小学校教員養成課程における学びを中心に― 山口美和
第9章 明治期以降の聴覚障害教育の教員養成の内容の変遷とインクルーシブ教育システム構築に向けた教員養成学の構想 坂口嘉菜
第10章 栄養教諭の教員養成を考える
―栄養教諭制度20年を迎えて― 野口孝則
第11章 競技力と体育指導
―アスリートは学校体育指導の高い専門知識を持つか― 土田了輔
第12章 これからの健康教育を担う教員像と,その社会的・経済的価値 池川茂樹 髙橋𡉟太
第13章 構成主義的学習観に基づく主体性を重視した教員養成・研修の一体的構築に向けて
―英語を中心とする言語教育の教師教育(リカレント教育)に焦点をあてて― 阿部雅也
第14章 「人間性」/「人間力」育成の機会を如何に提供しうるか
―ボードゲーム「ディプロマシー」を用いた試み― 小島伸之
第3部 教科教育と教科専門の在り方を考える
第15章 教員養成学における教科内容構成の意義と課題 下里俊行
第16章 これからの教員養成における教科専門の在り方について
―教科専門教員としての論点整理の試み― 斎藤敏夫
第17章 論説文読解に議論の論証モデルの要素を援用する試み
―教科の立場から「教員養成学」の具体を探る― 渡部洋一郎 尾矢貞雄 岩舩尚貴
第18章 古典教育を視座とする教員養成学の試み 舩城 梓
第19章 初等教育教員養成課程の大学生の小学校英語指導に対する教師効力感の育成
―英語指導に対する不安を軽減するために― 大場浩正 渡邉政寿
第20章 教員養成系学部における地理学的フィールドワーク科目の実施状況
―これからの社会科教員養成に向けて― 橋本暁子 横山貴史
章21第 音楽科における「発問」の設定と指導方術 (Tactics) の向上
―歌唱共通教材〈夏の思い出〉の指導方略の再考を事例に― 尾崎祐司
章22第 教員養成の視点から捉える「指揮法」科目
―リハーサルを遂行する能力に着目して― 長谷川正規
終章
第23章 編集担当教員の立場から教員養成学を考える 長谷川鷹士 志村 喬
あとがき 上越教育大学「教員養成学」書籍編集委員会
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