鳥帚 千載集時代和歌の研究
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Ⅰ組題定数歌考
(1)組題構成意識の確立と継承―白河院期から崇徳院期へ―
(2)平安末期の百首歌
(3)散佚定数歌会考
①公通家十首会
②後徳大寺実定家結題百首会
③九条兼実家百首会
付、兼実家の三首の百首
兼実家後度百首
兼実家結題百首
<余滴>
ア 教長家廿五名所会
イ 法性寺忠通家月三十五首会
Ⅱ私撰和歌集本文考
(1)後葉和歌集本文考
付、後葉集私注二点
(2)続詞花和歌集雑考
(3)今撰(旧字体)和歌集ノート
付、今撰(旧字体)集覚書
(4)玄玉和歌集考
<余滴>
ア 言葉集について
イ 佚名私撰(旧字体)集断簡について
ウ 杉山重行氏『月詣和歌集の校本とその基礎的研究について』
Ⅲ秀歌撰(旧字体)比照
(1)歌仙落書考―俊成系撰(旧字体)歌―
(2)治承三十六人歌合考―六条家系撰(旧字体)歌―
付、治承三十六人歌合絵切修正
<余滴>
住吉社歌合の俊成判詞の歌語「いなむしろ」をめぐって
Ⅳ歌林苑とその周辺
(1)歌林苑の原型―難波塩湯浴み逍遥(二点しんにょう)歌群注解―
(2)登蓮(二点しんにょう)法師の作風―歌林苑歌会と漢詩句摂取歌―
付、「歌仙」の実像
(3)寿永百首について―賀茂社歌圏と仁和寺歌圏―
(4)林下集について
<余滴>
安元・治承成立の家集群―家集編纂に見られる百首歌の処置と林葉集の「左点」―
Ⅴ歌人考
(1)藤原親盛について
付、松島の見仏上人と親盛入道見仏
(2)仁和寺道性法孫王の周辺
<余滴>
上西門院五条―俊成実子説―
Ⅵ雑考
(1)文治二年夏東大寺僧二見浦遊覧歌
(2)西行の「諸社十二巻歌合」をめぐって
(3)六百番歌合の成立事情について
<余滴>
ア 賀茂成平の歌一首
イ 西行歌詞書「平泉にむかひて」私解
窪田空穂「新古今和歌集評釈」の成立過程
索 引
あとがき
図表一覧