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「幽玄」―用例の注釈と考察

定価: 9,900 (本体 9,000 円+税)

「幽玄」の和歌関係の用例の詳細な注釈を試み、そこから「幽玄」の内容をより精確に考察、さらに用例相互の関係に注意して、その変遷の実態を詳細に論ずる。

【著者略歴】
武田元治(たけだ もとはる)
 大正12年、神戸市に生まれた。
 昭和24年、東京大学文学部国文学科卒業。
 お茶の水女子大学・群馬大学等の教職を経て、
 現在、大妻女子大学教授。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
凡例
「幽玄」―用例の注釈と考察
Ⅰ 俊成に至る「幽玄」の用例
一 基俊までの用例(『古今和歌集』真名序、『和歌体十種』、
基俊の用例)
  二 俊成の用例
Ⅱ 定家以後、鎌倉時代の「幽玄」の用例
一 定家の用例
  二 定家と同時代の人々の用例(顕昭、良経、師光、長明、順徳院らの
用例)
  三 為家以後、鎌倉時代の用例
  (一)為家の用例と真観の用例
  (二)京極派歌合判詞の用例と為世の用例
  (三)鵜鷺系偽書の用例
Ⅲ 南北朝時代、室町時代の「幽玄」の用例
一 二条派系の用例(頓阿、良基、耕雲の用例)
  二 冷泉派系の用例(了俊、正徹、心敬の用例)
「幽玄」の変遷
語句索引
和歌索引
あとがき
著者武田元治 著
発行年月日1994年11月30日
頁数298頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0901-2