博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

源氏物語私記Ⅲ

定価: 1,760 (本体 1,600 円+税)
源氏物語の女君の系譜を古代から宮廷に伝えられた古物語、とくに王氏の末裔の人々の恋愛譚に求め、当時の日常的な視点にたちかえって物語の本質を解明する。

【著者略歴】
金田元彦(かねだ もとひこ)
大正13年9月18日東京に生る。
昭和12年誠之小学校卒業
  17年関東学院中学部卒業
  22年國學院大學文学部卒業
  26年東京大学文学部言語学科研究科修了
現在、國學院大學文学部教授
目次を表示します。
十二単の世界
十二単の下に息づく人間像
歴史書とどのように関わっているか
源氏物語私記―講義ノート―
  文学の面白さ
  「源氏物語」の暗さ
  葵祭りについて
  「平家物語」について
  琵琶法師について
  こゆるぎの鰯
  村上春樹について
  学界寸評
  文学史断片
  源典侍
  芦刈の女
  四季おりおりの装束
兼好の教養観
枕草子について
中世の文芸
(座談会)十二単について
初出一覧
あとがき
著者金田元彦 著
発行年月日1992年12月28日
頁数204頁
判型 B6
ISBNコード978-4-7599-0828-2