平安文学論集
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6,000
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伊勢・伊勢集の受容に関する二題(関根慶子)
「歌語り」の実際(清水好子)
私家集余考(森本元子)
國守歌の形成とその受容(目加田さくを)
古今集仮名序「女の歌」をめぐって(藤本一恵)
伊勢の家(平野由紀子)
「本院侍従の虚像と実像」考(中嶋眞理子)
和歌の趣向とその意味するもの―順と好忠の歌群を中心に―(原田真理)
選子内親王と仏教―出家に至る道―(安西奈保子)
「みわ」と「いなり」―赤染歌「わがやどはまつにしるしもなかりけり…」をめぐって―(斎藤熙子)
相模集の擁護をめぐる一考察(吉田ミスズ)
走湯百首の源泉―受領の妻としての相模―(林マリヤ)
散木奇歌集の恋部をめぐって―序詞を中心に―(古屋孝子)
女流による男歌―式子内親王歌への一視点―(後藤祥子)
永福門院詠と古典(糸賀きみ江)
『土佐日記』考―女性仮託の意味―(今関敏子)
『紫式部日記』の「宮の内侍」(田中恭子)
源氏物語の横川の僧都と源信(阿部俊子)
光源氏の「なまめく」「なまめかし」美―「きよら」美と対比的に―(梅野きみ子)
源氏物語の成立小攷―帚木三帖の序跋をめぐって―(中島あや子)
源氏物語の本文―ものの作り方ということ―(石原美紀)
藤壺中宮への額田王の面影(西丸妙子)
多産の女―『源氏物語』の姉妹像を通して―(宮田京子)
『有明の別れ』と『源氏物語』―音楽の相伝をめぐって―(小嶋菜温子)
『栄花物語』の女官名称(新田孝子)
寝覚物語の時間―物語内部における「昔」の形成―(永井和子)
『今昔物語集』巻十七の地蔵菩薩霊験記について(米谷悦子)
平安文学と服飾(品川和子)
清・紫二作家にみる相克(伊原昭)
あとがき
執筆者紹介