博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

平安文学論集

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)

関根慶子博士と博士の業績を讃仰する気鋭の女流研究者28名が、和歌・日記・物語・源氏・服飾など平安朝文学の各ジャンルにわたって健筆をふるう書き下し論文集。
【執筆者紹介】
関根慶子・阿部俊子・清水好子・藤本一恵・目加田さくを・森本元子・安西奈保子・石原美紀・糸賀きみ江・伊原昭・今関敏子・梅野きみ子・小島菜温子・後藤祥子・米谷悦子・斎藤熙子・品川和子・田中恭子・永井和子・中島あや子・中嶋眞理子・西丸妙子・新田孝子・林マリヤ・原田真理・平野由紀子・古屋孝子・宮田京子・吉田ミスズ
目次を表示します。
伊勢・伊勢集の受容に関する二題(関根慶子)
「歌語り」の実際(清水好子)
私家集余考(森本元子)
國守歌の形成とその受容(目加田さくを)
古今集仮名序「女の歌」をめぐって(藤本一恵)
伊勢の家(平野由紀子)
「本院侍従の虚像と実像」考(中嶋眞理子)
和歌の趣向とその意味するもの―順と好忠の歌群を中心に―(原田真理)
選子内親王と仏教―出家に至る道―(安西奈保子)
「みわ」と「いなり」―赤染歌「わがやどはまつにしるしもなかりけり…」をめぐって―(斎藤熙子)
相模集の擁護をめぐる一考察(吉田ミスズ)
走湯百首の源泉―受領の妻としての相模―(林マリヤ)
散木奇歌集の恋部をめぐって―序詞を中心に―(古屋孝子)
女流による男歌―式子内親王歌への一視点―(後藤祥子)
永福門院詠と古典(糸賀きみ江)
『土佐日記』考―女性仮託の意味―(今関敏子)
『紫式部日記』の「宮の内侍」(田中恭子)
源氏物語の横川の僧都と源信(阿部俊子)
光源氏の「なまめく」「なまめかし」美―「きよら」美と対比的に―(梅野きみ子)
源氏物語の成立小攷―帚木三帖の序跋をめぐって―(中島あや子)
源氏物語の本文―ものの作り方ということ―(石原美紀)
藤壺中宮への額田王の面影(西丸妙子)
多産の女―『源氏物語』の姉妹像を通して―(宮田京子)
『有明の別れ』と『源氏物語』―音楽の相伝をめぐって―(小嶋菜温子)
『栄花物語』の女官名称(新田孝子)
寝覚物語の時間―物語内部における「昔」の形成―(永井和子)
『今昔物語集』巻十七の地蔵菩薩霊験記について(米谷悦子)
平安文学と服飾(品川和子)
清・紫二作家にみる相克(伊原昭)
あとがき
執筆者紹介
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者関根慶子博士頌賀会 編
発行年月日1992年10月25日
頁数650頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0822-0