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徒然草とその周縁

徒然草とその周縁

定価: 4,180 (本体 3,800 円+税)
徒然草について13篇、往生伝・法語・連歌等に関して9篇の論考を未発表稿も含めて収録。長年の研究の成果に裏付けられた読みによって中世文学を解明する。


【著者略歴】
藤原正義(ふじわら まさよし)
1917年生 島根県
1949年旧京城帝国大学法文学部(文学科)卒業。
   元北九州大学(文学部)教授。

【主な著書】
『中世作家の思想と方法』(風間書房,1981年)
『宗祇序説』(風間書房,1984年)
目次を表示します。
Ⅰ  
 徒然草をどう読むか・その一 ― 一九段までと枕草子―
 徒然草をどう読むか・その二 ― 三二段まで― 
 段の連関について
 徒然草は未定稿の遺作か
 徒然草と兼好自壊家集
Ⅱ   
 「きびしく」と「すこし」― 一一段について―
 「うたがひながらも」(三九段)補説
 二一段・一一二段の執筆時期
 礼智阿消息と兼好
 「道をたのしぶ」(一七四段)について―朱子学と兼好―
 九三段、二一七段、一八八段を読む
 一八二段、二一五・二一六段、二一九・二二〇段
 四六段「柳原の辺に」について

 『三外往生記』考
 『一言芳談抄』考―成立時期と編者―
 懐弉の『随聞記』について
 『歎異抄』の「き」について
 今様「あそひをせんとや」―その発想と表現―
 「祇王」の方法
 往来物の連歌式目
 「園降」(『梵灯庵返答書』)は「圓澤」
 連歌の成立と展開
あとがき
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者藤原正義 著
発行年月日1991年11月15日
頁数326頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0796-4