不安の発生要因と介入モデルに関する臨床社会心理学的検討
定価:
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序
本研究の構成
第一章 不安の発生・維持メカニズム:総論
第1節 不安に関する諸問題
Ⅰ 不安の多様性
Ⅱ 不安の併存(Comorbidity)と連続性
Ⅲ 研究と治療の遅れ
Ⅳ まとめ
第2節 様々な不安と関連する認知行動的変数
Ⅰ 自己没入
Ⅱ 自己効力感
Ⅲ 回避
第3節 制御理論に基づく不安の発生・維持メカニズム
第二章 先行研究の問題点と本研究の目的
第1節 先行研究の問題点
Ⅰ 不安と抑うつの識別―特に自己没入との関連において―
Ⅱ 不安自体が各認知行動的変数に影響を与える可能性の検証
Ⅲ 社会的要因を加味したモデルの検討―特に親子関係のあり方について―
Ⅳ 介入方法および数量的効果検討
第2節 本研究の目的
第三章 自己没入と不安との関連―抑うつとの識別を考慮に入れて―
研究1 不安と抑うつの識別性が異なる複数尺度を用いた検討
研究2 不安障害疾患群における検討―うつ病群との比較―
第四章 不安および親子関係と自己没入・自己効力感・BISとの関連
研究3 不安が各認知行動的変数に影響を及ぼす可能性についての検討
研究4 両親の養育態度と各認知行動的変数との関連―疾患群での検討―
研究5 不安の親子間伝播メカニズムの検証―行動抑制系(BIS)の役割に焦点を当てて―
第五章 制御理論に基づく介入モデルの検証
研究6 自己没入の軽減をねらいとしたパニック障害への介入
研究7 親子関係のあり方に配慮した社交不安障害への介入
研究8 「対人不安軽減プログラム」に基づく介入モデルの効果検討
第六章 本研究の総括
第1節 総合考察
Ⅰ 不安の発生・維持メカニズムについて
Ⅱ 不安に対する介入モデルについて
第2節 本研究の限界と今後の課題
引用文献
謝辞
付録 使用質問紙