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時衆文芸研究(改訂版)

時衆文芸研究(改訂版)

定価: 25,300 (本体 23,000 円+税)

鎌倉・室町時代の浄土教で最も盛んであった時宗が庶民階級の中に浸透し、中世文化の形成と発展に大きな役割を果した事跡を、和讃、踊り念仏などを中心に論述。

【著者略歴】
金井清光(かない きよみつ)
大正11年長野県松本市に生まれる。昭和18年東京帝国大学文学部国文学科入学。学徒出陣。シベリヤ抑留。昭和27年東京大学国文学科卒業。昭和32年東京大学大学院在学期限満了。鳥取大学教授をへて現在清泉女子大学教授。鳥取大学名誉教授。文学博士。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
第一部 論文編
  時衆文芸研究序説
  中世文学史と一遍の法語
  中世文学における自然観
  一遍の和歌と連歌
  聖の遊行
  善光寺聖とその語り物
  平家物語の灯籠堂と時衆
  太平記と時衆
  同朋衆の一考察
  世阿・世阿弥陀仏という名前は何を意味するか
  狂言「文荷」と同朋衆
  踊り念仏の展開
第二部 資料編
  別願和讃古註につい
  連歌資料としての禅時論
  坂井衡平氏「善光寺史」について
  時衆文芸研究文献解説稿案
  全国主要図書館時衆文献目録
  「時衆研究」既刊号総目次 
索引
あとがき
著者金井清光 著
発行年月日1989年01月15日
頁数630頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0717-9