博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

古典文学検証

定価: 6,380 (本体 5,800 円+税)

第1部では「あが・わが考」を中心に文学鑑賞と主語の問題を、第2部では短歌・長歌・お伽草子といった部門史の追究と叙法論について述べ、永年の万葉集研究を総括。

【著者略歴】
岡部政裕(おかべ まさひろ)
1913年 浜松市に生まれる
1936年 東京大学文学部国文学科卒業
職歴(1936年~1987年)長野県女子専門学校、
    静岡大学(文理学部・人文学部)、常葉学園短期大学、
    中京大学(文学部、文学研究科)教授を歴任
1977年 静岡大学名誉教授
※略歴は刊行当時のものです※

【主な著書】
『万葉長歌考説』風間書房(1970年)
目次を表示します。
Ⅰ あが・わがの論
あが・わが考
続あが・わが考―「あが」と「わが」は共存する―
「秋の風吹く」をめぐって
「風をだに恋ふるはともし」考
「見れど飽かず」考
「夢に見ゆ」考
文学鑑賞と主語の問題
Ⅱ 部門史と叙法の論
短歌
万葉長歌の形態的研究補説
長歌の盛衰
お伽草子―「物ぐさ太郎」を軸として―
省略法序説
潜在的対照叙法序説―安貴王「秋立ちて」の歌をめぐって―
二重叙法(総叙法・細叙法)覚書
統計・分類等一覧
引用歌(・句)初句索引
あとがき
著者岡部政裕 著
発行年月日1988年08月31日
頁数310頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0707-0