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幼児期の知識獲得における帰納推論

因果関係に基づく属性推論の発達

定価: 5,500 (本体 5,000 円+税)

幼児期の帰納推論における知識と因果関係の役割を検討した研究から、知識獲得における帰納推論がどのように発達していくのかについてのメカニズムを論じている。

【著者略歴】
石田有理(いしだ ゆうり)
2003年 お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科卒業
2005年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻
      博士前期課程 修了
2011年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻
      博士後期課程 単位取得退学
2012年 博士(人文科学)
現  在  十文字学園女子大学人間生活学部人間発達心理学科
       専任講師
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
第1章 序論
 1.1 はじめに
 1.2 帰納推論とは
 1.3 幼児の帰納推論の発達
  1.3.1 知覚的類似性と分類学的カテゴリー情報
  1.3.2 知識の役割
 1.4 因果関係の役割
  1.4.1 カテゴリー表象における因果関係の役割
  1.4.2 幼児の因果関係理解の発達
  1.4.3 幼児の因果関係に基づく帰納推論・カテゴリー判断の発達
 1.5 本研究の目的と構成
第2章 研究1 帰納推論における知覚的類似性と分類学的カテゴリー情報の役割
 2.1 帰納推論における知覚的類似性と分類学的カテゴリー情報の役割
 2.2 実験 帰納推論における知覚的類似性と分類学的カテゴリー情報の役割
  2.2.1 目的
  2.2.2 方法
  2.2.3 結果
  2.2.4 考察
第3章 研究2 分類学的カテゴリー情報に基づく推論における知識の役割
 3.1 分類学的カテゴリー情報に基づく推論における知識の役割
 3.2 実験 分類学的カテゴリー情報に基づく推論における知識の役割
  3.2.1 目的
  3.2.2 方法
  3.2.3 結果
  3.2.4 考察
第4章 研究3 帰納推論における関係知識の利用の発達
 4.1 帰納推論における関係知識の利用の発達
 4.2 実験 帰納推論における関係知識の利用の発達
  4.2.1 目的
  4.2.2 方法
  4.2.3 結果
  4.2.4 考察
第5章 研究4 外見上の特徴と行動特性の因果関係に基づく推論の発達
 5.1 外見上の特徴と行動特性の因果関係に基づく推論の発達
 5.2 実験1 幼児は外見上の特徴と行動特性の因果関係に基づく属性推論を行うか?
  5.2.1 目的
  5.2.2 方法
  5.2.3 結果及び考察
 5.3 実験2 幼児は外見上の特徴と行動特性の因果関係に基づくカテゴリー判断を行うか>
  5.3.1 目的
  5.3.2 方法
  5.3.3 結果及び考察
 5.4 総合考察
第6章 研究5 内的属性と行動特性の因果関係に基づく推論の発達
 6.1 内的属性と行動特性の因果関係に基づく推論の発達
 6.2 実験1 幼児は内的属性と行動特性の因果関係に基づくカテゴリー判断を行うか?
  6.2.1 目的
  6.2.2 方法
  6.2.3 結果及び考察
 6.3 実験2 幼児は内的属性と行動特性の因果関係を理解してカテゴリー判断を行うか?
  6.3.1 目的
  6.3.2 方法
  6.3.3 結果及び考察
 6.4 総合考察
第7章 総括的討論
 7.1 本研究の知見の総括
 7.2 幼児の帰納推論における知識の役割
 7.3 幼児の帰納推論における因果関係の役割
 7.4 幼児の知識獲得における帰納推論の発達モデルの提案
 7.5 本研究の意義
 7.6 今後の課題
引用文献
付記
謝辞
著者石田有理 著
発行年月日2013年12月25日
頁数130頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2017-8