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「あはれ」と「もののあはれ」の研究

特に源氏物語における

定価: 6,050 (本体 5,500 円+税)
上代語における「あはれ」の意義に発し、源氏物語以前の主要文献、「源氏物語のあはれ」を検討し、宣長以来の通説であった「しみじみとした感動」の妥当性を探る。
目次を表示します。
 序
第一篇 序説
 第一章 従来の研究
  一 本居宣長の「あはれ」と「もののあはれ」の論
  二 宣長以後の「あはれ」の研究
  三 辞書に見られる「あはれ」と「ものあはれ」「もののあはれ」の
    意義
 第二章 従来の説に対する疑問と「あはれ」の語性
  一 通説に対する疑問
  二 「あはれ」の品詞は何か
第二篇 本論
 第一章 上代における「あはれ」
 第二章 平安時代(前期)の「あはれ」
  一 伊勢物語における「あはれ」
  二 竹取物語における「あはれ」
  三 土佐日記における「あはれ」
  四 古今和歌集における「あはれ」
 第三章 平安時代(中期)の「あはれ」
  一 蜻蛉日記における「あはれ」
  二 大和物語における「あはれ」
  三 枕草子における「あはれ」
 第四章 源氏物語における「あはれ」
  一 従来の「あはれ」の解釈
  二 「あはれ」の対象とその上接語と下接語
  三 源氏物語の用例による「あはれ」の意義の考察
  四 「ものあはれ」の意義
  五 「もののあはれ」の意義
用例索引
著者山崎良幸 著
発行年月日1986年11月15日
頁数242頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0664-6