万葉集の表現の研究
古代的言語イメージをさぐる
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序
第一篇 本論
第一章 志貴皇子御作歌―古代的言語イメージとその表現―
一 志貴皇子御作歌の制作年時について
二 「さい女」の歌について
三 志貴皇子懽御歌一首
四 「葦辺行く鴨」の歌について
第二章 人麿作歌の研究
一 「弓月が嶽」の歌について―特に「なへに」の意義に関連して―
二 「淡海の海」の歌―「しのに」の意義を中心に―
三 「あみの浦」の歌について
四 「阿騎の野」の歌について
五 「書備津さい女挽歌」について―特に「おは」の意義を中心に―
第三章 旅人と憶良の研究
一 「梅花歌三十二首」の構成について
二 「憶レ京歌」
三 「日本挽歌」について
第二篇 上代語と文法
第一章 「熟田津の歌」の詠まれた日時について
―「還」の意義に関連して―
一 本歌の制作時について
二 出航の月日について
第二章 万葉集の「清」字の訓義について
―特に巻四・五七一番「月夜吉 河音清之」を中心に―
一 「河音清之」の従来の訓について
二 「きよし」と「さやけし」の意義上の相違
三 「清」字の訓の決定
第三章 上代語「シコ」について
第四章 万葉集における助動詞「らむ」の意味
一 従来の研究とその問題点
二 「らむ」の用例の検討と意味
三 結論
和歌初句索引