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中世歌壇史の研究 室町前期〔改訂新版〕

中世歌壇史の研究 室町前期〔改訂新版〕

定価: 13,200 (本体 12,000 円+税)
ほぼ15世紀の歌壇の流れを、各歌道流派、主要歌人の動向、和歌作品並びに歌書の成立・流伝状況などにつき詳述。再刊にあたりその後の論文、新出資料を網羅。
目次を表示します。
はしがき
序章
第一章 応永初期の歌壇
 1 宮廷・公家の歌壇(1)―二条家の断絶
 2 宮廷・公家の歌壇(2)―飛鳥井雅縁(宋雅)
 3 宮廷・公家の歌壇(3)―公家歌人 付・武家歌人
 4 伏見殿歌会
 5 今川了俊と冷泉家の動向
 要約
第二章 応永中期の歌壇
 1 冷泉為尹(1)
 2 二条派の動向と了俊「二言抄」の成立
 3 応永十四、五年の歌壇―九十番歌合など
 4 後小松院歌壇
 5 冷泉為尹(2)と今川了俊
 6 公家歌人
 7 伏見殿歌会
 要約
第三章 応永末期の歌壇
 1 宮廷・公家の歌寧
 2 宋雅・雅世父子
 3 地下歌人の進出
 4 耕雲明魏
 5 正  徹
 6 武家歌人の輩出―満詮・盛見・道観
 7 今川範政
 8 伏見殿歌会
 9 応永期における歌書の書写・著作
 要約
第四章 永享期の歌壇
 1 永享前期の武家歌壇
 2 永享前期の宮廷・公家歌壇
 3 雅世・堯孝と為之
 4 新続古今集の撰集
 5 冷泉家の衰退―為之・持和
 6 永享後期の公武歌壇―法楽歌の盛行など
 7 伏見殿歌会
 8 新続古今集の撰進
 9 永享期における正徹
 10 永享期における歌書の書写・著作
 要約
第五章 文安・宝徳期の歌壇
 l 冷泉家の復興と前摂政家歌合
 2 宮廷・公家の歌壇山(1)―宮廷歌会
 3 宮廷・公家の歌壇(2)―詩歌合・歌合
 4 公家の歌人
 5 仙洞=伏見殿歌会
 6 武家歌壇
 7 堯孝と正徹 
 要約
第六章 寛正期の歌壇
 l 諸大家の死と飛鳥井雅親
 2 宮廷における歌会・歌合
 3 武家歌壇
 4 地方歌人の動向
 5 隠者歌人
 6 勅撰和歌集撰集の企画
 要約
第七章 文明前期の歌壇
 1 応仁元年より文明三年に至る京洛歌壇
 2 文明四年より六年に至る京洛歌壇
 3 文明七年より十年に至る京洛歌壇
 4 京洛における歌書の書写・編述
 5 地方歌壇の動向と隠者歌人の活動(1)―妙椿・智閑・政弘・正広ら
 6 地方歌壇の動向と隠者歌人の活動(2)―関東の人々
 7 東常縁と宗祗
 要約
第八章 文明後期の歌壇
 1 宮廷歌会
 2 歌道師範家の動向加(1)―飛鳥井家
 3 歌道師範家の動向(2)―両冷泉家 
 4 公家歌人―兼良・親長・実隆・基綱ら
 5 宮廷・公家における歌書の書写・編述
 6 足利義尚を中心とする幕府歌壇
 7 義尚の和歌撰集 付・近江出陣
 8 義政及び武家歌人―宗伊以下
 9 地方歌壇の動向(1)
 10 地方歌壇の動向(2)
 11 隠者歌人の活躍―宗祗、堯孝の門流・正徹の門流
 要約
追記
付録
 堯孝・東常縁年譜 
 室町前期私家集伝本書目
 各家・各派系図 
あとがき
索引
  再版(追加部分)目次
補注
補説
 一 応永期
 二 永享期
 三 文字・宝徳・寛正期
 四 文明期
室町前期歌書伝本書目稿
索引
あとがき〈補記を兼ねて〉
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者井上宗雄 著
発行年月日1984年06月30日
頁数650頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0606-6