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日本文学の原理

定価: 7,480 (本体 6,800 円+税)

とくに虚実論と象徴性を主眼とし、創造性との関連にも注意して、日本文学の本質および理念を論述して、日本文学における「原理」を体系的かつ多角的に追究する。

【著者略歴】
井上 豊(いのうえ みのる)
 明治41年,愛知県に生まれる。
 昭和7年,東京大学文学部国文学科卒業。
 武蔵野女子短期大学,弘前大学,関東学園大学等の教授を歴任。
 文学博士。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
はしがき
第一部 原論
  第一章 「まこと」の普遍性と限界
  第二章 「あはれ」と「もののあはれ」
  第三章 「をかし」
  第四章 幽玄論
  第五章 虚実論
  第六章 狂言綺語観と勧善懲悪主義
  第七章 象徴性
第八章 日本文学の伝統性と創造性
第二部 考説
  第三章 歌論の原理
  第二章 物語文学の特性
  第三章 俳譜の原理
第四章 「わび」と「さび」
第五章 綾足の片歌論と片歌運動
第六章 御杖の歌論
第七章 「草枕」と非人情
第八章 「則天去私」の問題
第九章 鷗外の「あそび」
第十章 虚実論の諸相
あとがき
索引
著者井上豊 著
発行年月日1983年04月30日
頁数302頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0585-4