心理小説における情念と自我
ラ・ファイエット夫人研究
定価:
7,920
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7,200
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第一部 『クレーヴの奥方』
1 情念と自我(作品構造と情念分析論)
2 「告白」の構造(コンフィダンスにおける〈自己愛〉)
3 分析法研究Ⅰ(詠嘆と分析)
4 分析法研究Ⅱ(相関構文の論理と心理)
第二部 他の小説
5 『ザイード』(嫉妬における不安と羨望)
6 『モンパンシエ公爵夫人』(プラトン主義とマゾヒズム)
7 『タンド伯爵夫人』(その晩年的色彩)
第三部 その一 源泉としての情念分析論
8 情念分析的「自我」に関する一考察
第三部 その二 源泉としてのヴィルディウ夫人
9 『愛の混乱』(Roman d'analyse psychologique 概念の歴史的意義)
10 『恋愛日日物語り』(Journal amoureux)と『クレーヴの奥方』
付
11 『アドルフ』(情念における自由)
参考文献
あとがき