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  • 残部僅少

女人和歌大系 第6巻

定価: 12,100 (本体 11,000 円+税)

本大系は、古代から昭和期にいたる女性の和歌作品を一書にまとめることを目的としている。作品は年代順・作者別に配列し、これら歌人の生没年を明らかにして、作品の成立期周辺の社会状勢を知るために、主要作者の所属圏を図表に示した。各巻独立してもそれぞれの役割を果たせるようにつとめ、その期の作者略伝・和歌索引を付して利用者の便を図るように編纂した。和歌は、日本文学の中でも女性が最も活躍した分野であり、通巻6冊におよぶ本書は国語国文学における女人和歌研究の基礎的資料として、また和歌愛好家には不可欠の書である。【全6巻】
目次を表示します。
跋 土岐善麿
凡例
図表
 近代期(後編)主要女歌人図表
第一篇 明治後期(三十年―四十五年)の女性歌集
 第一章 概説
 第二章 歌集
   与謝野晶子「みだれ髪」「小扇」「曙染」(合著恋衣より抄出)「舞姫」「夏より秋へ」
   茅野雅子 「みをつくし」(恋衣より抄出)「金沙集」
   山川登美子「白百合」(恋衣より抄出)「白百合拾遺・以後」稿本「花のちり塚」
   四賀光子「藤の実以前」「藤の実」
   白岩艶子「采風」
   矢沢孝子「★冠木」
第二篇 大正期の女性歌集
 第一章 概説
 第二章 歌集
   岡本かの子「かろきねたみ」「わが最終歌集」
   原阿佐緒「涙痕」
   水町京子「不知火」
   今井邦子「片々」「光を慕ひつつ」
   若山喜志子「無花果」
   片山廣子「翡翠」「野に住みて」
   杉浦翠子「寒紅梅」「藤浪」
   竹尾ちよ「梨の花」
   三ヶ島葭子「吾木香」(一、雑木集 二、青煙集)
   中原綾子「真珠貝」
   高安やす子「内に聴く」
   津軽照子「野の道」
   阿部静枝「秋草」
   杉田鶴子「菩提樹」
   (付)灰燼集女性歌抄出
第三篇 昭和前期(元年―二十年)の女性歌集
 第一章 概説
 第二章 歌集
   北見志保子「月光」
   長沢美津「氾青」
   川端千枝「白い扇」
   久保田不二子「苔桃」
   栗原潔子「寂寥の眠」
   清水千代「白木蓮」
   君島夜詩「韓草」
   生方たつゑ「山花集」
   五島美代子「暖流」
   井伊文子「中城さうし」
   斉藤史「魚歌」
   井戸川美和子「旅雁」
   倉地与年子「白き征矢」
   遠山光栄「杉生」
   真鍋美恵子「径」
   川上小夜子「朝ごころ」
   (付録)
   松本初子「藤むすめ」
   梶原緋佐子「逢坂越え」
   大井重代「山茶花」
   菅野清子「風花」
   近江満子「紫に咲く」
付録
 系統図
 近代後期女歌人一覧表
 作者略伝
 索引
  作者(関連者)名
  書名
あとがき
著者長澤美津 編著
発行年月日1978年09月15日
頁数728頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0500-7