楚辞研究
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緒言
序説
第一章 楚辞の名義
第一節 文学様式としての楚辞
第二節 楚辞と祝史の辞
第三節 辞の意義
第二章 楚辞と賦
第一節 誦と賦
第二節 賦における誦読と鋪陳
第三節 賦の意義
第三章 屈氏と屈原
第一節 屈氏と莫敖
第二節 屈氏の人々
第三節 史記屈原伝の一節
第四章 楚辞の文学史的意義
第一節 楚辞の文学史的意義
第二節 楚辞文学研究の重点
楚辞の書物
第一章 楚辞の編集と章句
第一節 楚辞の編者とその編集方針
第二節 屈原賦二五篇
第三節 王逸以前における楚辞の注解
第四節 王逸の楚辞章句
第二章 楚辞の諸本
第一節 楚辞の版本
第二節 他書に見える楚辞の作品
第三節 楚辞の音義・考異の書
第四節 類書その他と楚辞の校勘
第三章 楚辞釈文の撰者とその内容
第一節 楚辞釈文の撰者
第二節 楚辞釈文の内容
第四章 古書に見える楚辞の引文
第一節 楚辞と離騒の称呼
第二節 楚辞逸文の存否
第三節 王逸本以外の逸書
第五章 楚辞の和刻本と邦儒の楚辞研究
第一節 我が国における楚辞の伝承
第二節 楚辞の和刻本
第三節 楚辞の和訓
第四節 邦儒の楚辞研究
楚辞の文学―その詩的形態の考察
上篇 楚辞の叙述形式
第一章 兮字の用法より見た楚辞の詩形
第一節 楚辞以前における兮字の用法
第二節 兮字に関する楚辞の本文批判
第三節 楚辞三型の成立とその踏襲発展
第二章 九歌の押韻形式
第一節 九歌押韻の五形式
第二節 九歌押韻句の校訂
第三章 天問の発問形式
第一節 発問形式の類別と典型
第二節 疑問詞の性質
第三節 発問の内容
第四節 発問の順序
第五節 篇末の題材
第四章 楚辞における三言の要素
第一節 詩句における意義節奏の単位
第二節 詩経における雑言句の形態
第三節 楚辞における三言の要素
第四節 三字の形状語の発生
第五章 楚辞の方言性と象徴性
第一節 楚辞の方言性
第二節 楚辞の象徴性
第六章 楚辞の二段的構成
第一節 二段的構成の標目
第二節 屈原の作品における二段的構成
第三節 後継者の作品における二段的構成
第七章 次代の文学に与えた楚辞の影響
第一節 楚辞の継承
第二節 辞賦への影響
第三節 楽府および古詩への影響
楚辞の文学―その詩的形態の考察
下篇 楚辞の構想と主題
第一章 夢幻的叙事詩としての離騒
第一節 離騒の構想
第二節 夢幻的叙事の展開
第二章 現実的抒情詩としての九章
第一節 九章の性格と屈原の事跡
第二節 擬作四篇の構想
第三章 九歌の組織と人称詞
第一節 九歌の組織
第二節 人称詞のける彼我の別
第四章 天問の主題
第一節 天問の好奇的傾向
第二節 天問の主題
第三節 天問の名義
第五章 招魂の作者
第一節 序についての考察
第二節 乱についての考察
第三節 詩形についての考察
第六章 遠遊の成立
第一節 遠遊思想の源流
第二節 遠遊篇の構想
第三節 遠遊篇と大人賦との先後
第四節 遠遊篇の成立
第七章 九辯・ト居・漁父・招隠士の構想
結語
跋
索引