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王朝の文学と方法

王朝の文学と方法

定価: 5,940 (本体 5,400 円+税)
言語主体と歴史環境の相互関係において、作品の作者は国語表現の主体であり、作品の形象は国語表現の行動であるとする観点から、平安文学を全般的、個別的に論述。

【この書籍は現在品切です。重版は未定です。(2011.11.10)】
目次を表示します。
序 説
 文学と言語 特殊と一般 方法と目的 表現の種類 言語と表現 
 同時的 成立 国語と主体 虚構と事実 虚構の真実 体制と文学 
 作者と作品  現実の凝視
冒頭表現と史的展開
 物語と文学 三種の類型 甲種の冒頭 乙種の冒頭 過去の規定 
 過去と現実 過去と現在 実録と虚構 日記の冒頭 日記と物語 
 歴史と物語 物語の 分化 創作と伝承 空間的伝承 経験と伝承
物語文学の素材人物
 歴史と物語 事実の形象 虚実の混淆 虚構の形象 作者と読者 
 哀惜と鎮魂 虚構の発展 展開の系譜 素材の展開 虚構の止揚 
 素材の転生
大鏡形象の虚構設定
 歴史と文学 主体と素材 文学の形象 作者の姿勢 虚構の成立 
 存在と認識 大鏡の立場 大鏡の虚構 歴史の論理 消去の虚構 
 誇張の虚構  位置の虚構
竹取物語と竹取説話
 現行の作品 大和の散吉 斎部と中臣 斎部の定着 神女の名前 
 清濁の混淆 活用語「かぐ」 名称の構成 命名の方法 女子の命名 
 神人の絶縁 人間の独立 物語と説話 人間の喪失 現実と夢想 
 人間の自立
王朝官僚紀貫之序説
 体制の座標 演出の技法 仲麿と業平 政治的配慮 職業的歌人 
 六人の歌人 論評の基準 両派の止揚 思考の論理 二種の日記 
 和文日次記 穏子の日記 紀氏弁証法 伝達と止揚 虚実の止揚 
 体制の座標
伊勢物語の東国章段
 異境の漂泊 怪奇な自然 名義の背反 言語の映像 屈辱と孤独 
 人間的疎外 勢語の東国 人間の敗北 好色と風流 補説
蜻蛉日記と物語超克
 独自の環境 事実と真実 主観の記録 公的な和歌 人間の抑圧 
 物語の敗北 否定と克服 現実の回復 否定の限界 閏秀と環境 
 自我と現実  矛盾と自我
清少納言と言語意識
 意識と行動 個人の意識 清女の視点 言語の主体 主体の構成 
 主体の機能 表現と言語 言語の治定 言語の場面 場面の機構 
 言語の機能 言語の評価 評価の規準 社会的座標 歴史的座標 余滴
紀行文学の成立基盤
 旅行の記録 紀行の成立 旅行と紀行 紀行の種類 仮住の形象 
 仮住と常住
跋文
索引
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者塚原鉄雄 著
発行年月日1971年01月15日
頁数410頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0361-4