博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

日本語の助数詞

研究と資料

定価: 20,900 (本体 19,000 円+税)
古文書・記録類、国交史料などによって新しい助数詞研究を志向し、延喜式・中世国語辞書類などの助数詞語彙を集大成した著。


目次を表示します。
序 章 助数詞研究の意義と構想
 第一節 はじめに―日本語の助数詞―
 第二節 研究前史
 第三節 研究史
 第四節 本研究の構想
第一編 日本語の助数詞―中古・中世・近世における概要―
第一章 延喜式土御門本における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 調査資料
 第三節 助数詞の概要
 第四節 用法上からの分類
 第五節 おわりに
 [別表]延喜式土御門本における助数詞
第二章 中世の国語辞書類における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 調査資料
 第三節 助数詞の用法
 第四節 おわりに
 [別表]中世の国語辞書類における助数詞
第三章 品物名数抄における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 著者松沢老泉
 第三節 版本・写本
 第四節 翻字本文
 第五節 本書の性格
 第六節 武者言葉・鷹詞・尺牘書との関わり
 第七節 後代書との関わり
 第八節 おわりに
 品物名数抄 助数詞漢字索引
第二編 研究資料の検討
第一章 太神宮儀式神宮文庫本における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 助数詞の用法
 第三節 本文欠失部について
 第四節 おわりに
第二章 後鳥羽上皇逆修僧名等目録における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 調査資料
 第三節 助数詞の用法・読み方
 第四節 おわりに
第三章 山科家礼記における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 助数詞の用法
 第三節 実隆公記との比較
 第四節 用法の分類
 第五節 おわりに
 [別表]山科家礼記における助数詞
第四章 善隣国宝記における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 助数詞の用法
 第三節 注意される用法
 第四節 おわりに
 補説 続善隣国宝記における助数詞
第五章 近世廻船の装備・船荷等に関する助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 御城米送り状
 第三節 装備に関する助数詞―頭・羽・房・筋
 第四節 船荷に関する助数詞―丸・箇(個・固・梱)・※
 第五節 船・筏に関する助数詞―艘・乗・枚・足
 第六節 廻漕の度数に関する助数詞―建(立)
 第七節 おわりに
第六章 武者言葉における助数詞
 第一節 はじめに
 第二節 資料
 第三節 助数詞の用例
 第四節 助数詞の整理
 第五節 助数詞の用法
 第六節 おわりに
第三編 研究方法の検討
第一章 鷹―鷹狩り―
 第一節 はじめに
 第二節 助数詞の概況
 第三節 用字「聯」
 第四節 用字「連」
 第五節 用字「居」「※」「本」
 第六節 用字「居」「据」と「すゑ」
 第七節 用字・用法の多様化(近世)
 第八節 おわりに
第二章 アワビ・イカなど―「はい(貝)」「はい(盃)」―
 第一節 はじめに
 第二節 古代の助数詞「貝(はい)」
 第三節 中世・近世資料、方言における「盃(はい)」「はい」
 第四節 「貝(はい)」から「盃(はい)」へ
 第五節 おわりに
第三章 魚―「こん(喉)」―
 第一節 はじめに
 第二節 助数詞「隻」
 第三節 助数詞「尺」
 第四節 助数詞「喉」
 第五節 仮名表記「こん」と漢字表記「喉」―古文書を中心に
 第六節 助数詞「こん」―方言の場合
 第七節 「こん」の源流「口」
 第八節 おわりに
第四章 縄・綱類―「かた(方)」「ぼう(方)」―
 第一節 はじめに
 第二節 奈良時代の「方(かた)」
 第三節 平安時代から江戸時代の「方(はう)」「房(ばう)」「坊(ばう)」
 第四節 日葡辞書「ぼ」
 第五節 方言資料の「方(かた)」「ばう・ぼう」「ばん」
 第六節 おわりに
終 章 助数詞研究の今後の課題
 
あとがき
本書の内容と既発表論文との関係
索引 Ⅰ書名索引
   Ⅱ人名索引
   Ⅲ事項索引
   Ⅳ助数詞索引
著者三保忠夫 著
発行年月日2010年01月31日
頁数674頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1776-5