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法華経為字和訓の研究

定価: 41,250 (本体 37,500 円+税)

唐代の『法華経為為章』の影響下で生まれた種々の為字和訓を検討し、近代に至るまでの法華経訓読の系譜を明らかにする。法華経為字和訓資料・訓読史略年表を付す。

【著者略歴】
田島毓堂(たじま いくどう)
 昭和15年5月生まれ。
 昭和43年 名古屋大学大学院文学研究科単位取得退学。
 昭和48年 文学博士。
 職歴
 東海学園女子短期大学国文科教授を経て、
 現在、名古屋大学文学部教授(日本語学)
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
例言
はじめに
第一部 法華経為字和訓考
 序章 法華経為字和訓考序説
 第一章 法華経為字和訓考(一)―由・求・当―
 第二章 法華経為字和訓考(二)―得・被―
 第三章 法華経為字和訓考(三)―走―
 第四章 法華経為字和訓考(四)―作・成―
 第五章 法華経為字和訓考(五)―是・名―
 第六章 法華経為字和訓考(六)―以―
 第七章 法華経為字和訓考(七)―与―
 第八章 法華経為字和訓考(八)―助・向―
 第一部 資料編
第二部 法華経為字和訓考各論
 第一章 法華経為為章考
     付編「法華経為為章」写真 
 第二章 為字の読み
     ―法華経訓読における為字和訓から―
 第三章 漠字訓
     ―和訓発生の契機としての― 
 第四章 常用漢字常用和訓
     ―仮名資料としての源氏物語絵巻詞書における―
 第五章 法華経為字ベシ訓源流考
 第六章 頂妙寺版法華経の改訓
     ―法華経為字和訓考の一環として―
     付編 頂妙寺版法華経の成立
 第七章 為字和訓よりみたる法華経訓読
 第八章 妙一記念館本仮名書き法華経における為字和訓
 第九章 訓読―文化移転の方法―について
     ―二訓読併記の場合を例として―
 第十章  訓読法華経と仮名書き法華経と
      ―法華経和訳の経緯を概観し、語彙史の方法を提案し、仮名書
      き本としての佼正本仮名書き法華経を為字訓よりみる―
 第十一章 新資料・日光山輪王寺蔵 伝光明皇后筆法華経為字和訓
 第十二章 新資料・占光山輪王寺 天海蔵高麗版法華経における為字和訓
 終章 あとがきにかへて
    ―法華経訓読史研究の諸問題―
付録 法華経訓読史資料略年表
校正を終へて
初出一覧
索引
著者田島毓堂 著
発行年月日1999年03月25日
頁数1324頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1125-1