日本文法探究 下巻
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下巻開始に先立って ―凡例解説―
第三編 叙述と陳述(下)
第一章 活用の意味
第二章 事における意味組成の分析―いわゆる助動詞の意味―
Ⅰ 事の意味内容の文出ということをめぐって
Ⅱ 用言的意味(一)
Ⅲ 用言的意味(二)
Ⅳ 用言的意味(三)
Ⅴ 事本的意味(一)
一 「ぬ」「つ」についての従来の諸説の難点
二 アスペクトの助動詞としての「ぬ」「つ」「たり」「り」
三 「ぬ」「つ」「たり」「り」の意味
四 態勢的意味
五 判事的意味
Ⅵ 事本的意味(二)
一 証事的意味
二 実事的意味
Ⅶ 全事的意味
第三章 副詞弁
一 副詞の本質
二 用言副詞(一)
三 用言副詞(二)(三)
四 事本副詞
五 二種の格関係
六 再び事本副詞
七 全事副詞
八 陳述副詞
九 問題となる副詞の検討
第四章 素語分類
第五章 直義語法
第六章 待遇語法
Ⅰ 「申したまふ」考
一
二
三
四
五
六
七
八
Ⅱ 地位表現・敬軽表現・荘重表現―待遇語法の改編―
一 地位表現
二 敬軽表現
三 地位表現と敬軽表現
四 荘重表現と敬軽表現
Ⅲ 枕草子「ふみことばなめき人こそ」の段の解釈
一 解釈上の問題点
二 親近者対象の敬奉語法
三 問題点の解明(一)
四 問題点の解明(二)
五 問題点の解明(三)
第四編 句・文・文章
第一章 句・文・行文法
Ⅰ 句
Ⅱ 文の成立
一 文認定のめやす
二 文成立の条件・決め手
Ⅲ 行文法
第二章 文章と文章構成法
Ⅰ 文章の定義
Ⅱ 文章要義と文章型
一 文章要義
二 文章型
Ⅲ 文章における段落構成
A 文章の構成原理
B 段落の設定
C 文章型と段落構成
第三章 切字の文法的機能
一
二
三
第五編 文章趣致 文学と文法との間―文章美の国語学的探究
はじめに
第一章 歌詞について
一 日本語のリズム
二 五七調から七五調へ
三 五七調の本質
四 古代短歌のリズム(一)
五 古代短歌のリズム(二)
六 七五調
補註1 「かへる山」の歌の解釈
補註2 相違表現
第二章 「すがた」の意味
一 「さま」の意味(一)
二 「さま」の意味(二)
三 「すがた」の意味
四 俊成以前の歌合判詞の「すがた」
五 俊成の「すがた」
六 俊成以後の「すがた」
七 連歌論・俳論の「すがた」(付)能楽論の「風姿」
第三章 「しほり」の意味
一 「湿る」と「絞る」
二 「八塩折」をめぐって
三 「責メ立テル」意味の「しほる」
四 連歌論・能楽論の「しほる(下二)」
五 蕉風俳論の「しほり」
第四章 文章趣致
一 文章趣致の位置づけ
二 心の高さと表現の深さ
三 心・姿・詞・のあり方
四 対象感覚と言語感覚
五 文章風趣と文章風体
六 作品鑑賞例三題
甃のうへ
続山峡小記
茶碗のこころ
七 幻想表現について
上巻補正
1 実存性と徴の意味
2 描映的場面
3 当格について
4 体自者および或場合の体関者のあらわす対象
5 態者
6 堵立と並対立
7 題
8 輩立前提
9 形容詞語古活用について
10 「○○の」の形の理由前提
11 「何するの何」の形
12 係り結びの心意前進について
13 「い」の用例と機能についての補正
14 連俳や短歌における情思の波動
下巻補説
1 「かつ」「かつがつ」再考
2 転接・提説転説関係
後記
用語索引
釈詞索引