働く女性の介護生活
在宅介護者の支援へのアプローチ
定価:
4,180
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3,800
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第1章 緒論
1.働く女性と老親介護に関する研究の意義と問題の所在
2.本研究の目的と構成
第2章 要介護高齢者の介護者に関する研究史
1.介護者研究の変遷
2.介護者の実態および働く介護者の実態に関する研究
3.介護の概念化・理論化に関する研究
1)介護の否定的側面に関する研究
2)介護の肯定的側面に関する研究
3)介護者の生活ならびに介護体験に関する研究
4.介護者支援プログラムの開発に関する研究
5.まとめ
第3章 研究方法
1.グラウンデット・セオリー・アプローチの哲学的背景
および選定した理由
2.研究デザイン
3.調査対象の選定
4.調査内容と倫理的配慮
5.データ分析の進め方(表2)
6.分析結果の信頼性と妥当性の検証と評価
第4章 結果
第1節 オープン・コーディングによって得られた主要な概念と
二つのプロセス
1.概要
1)概念
2)介護者になるプロセスと介護量変遷のプロセス
2.概念
1)規範 (表3)
2)変化 (表4)
3)戦略 (表5)
4)ストレス状態(表6)
5)自己実現(表7)
3.介護量変遷に関する二つのプロセス
1)介護者になるプロセス(図表1)
2)介護量増減のプロセス(図1、2)
第2節 軸足コーディング
1.オープン・コーディングから軸足コーディングへの移行の概略
1) “規範”の概念と“介護者になるプロセス”の統合
(表2-2、表3、表8)
2) “変化”および“戦略”の概念と“介護量増減のプロセス”の統合 (表2-2、表4~表8)
第3節 選択コーディングおよび働く女性の介護生活に関する理論
1.ストーリー・ライン(表2-3、表8)
2.6つの段階、22のカテゴリーと58のプロパティ(表8)
1)規範に沿う
2)手を緩める
3)時代の変化に理由づける
4)抑圧された感情を抱く
5)解放する
6)獲得する
第5章 考察
1.介護者の規範意識と抑圧へのメカニズム
2.抑圧された感情の解放と健康的なライフスタイルの確保
3.介護者の対処行動と現代日本人女性の新たな特性
4.介護者を支える中心的な存在である夫
5.介護者と老親の健康的な関係づくりと男女共同参画社会に向けて
6.本研究の限界と今後の研究課題
1)調査対象の限界とインタビュー実施時期に関連した限界
2)今後の研究課題
第6章 総括
引用文献
あとがき
索引