平安文学新論
国際化時代の視点から
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まえがき
私家集研究の現在―御堂関白集― 平野由紀子
平安文学の深層
延喜十四年醍醐天皇皇女の屏風―屏風歌における「古」と「今」― 野呂 綾子
恵慶の位置 松本真奈美
実方集丙本―道信との関わり― 河本 明子
『公任集』二二五番歌に見える「女房」と高松殿明子 小柳 淳子
中宮宣旨の一考察―威子・章子内親王に仕えた宣旨― 諸井 彩子
『源氏物語』夕顔巻冒頭について―頭中将誤認説再考― 富永 直美
『源氏物語』竹河巻の研究―源氏と軒端荻・夕霧と玉鬘の物語と「露のかごと」― 原山絵美子
扇に書く―『源氏物語』の消息文に関して― 坪井 暢子
『蜻蛉日記』の石山詣でに関する一試論 長戸千恵子
『和泉式部日記』―他作の可能性について― 尾高 直子
世界文学としての平安文学
「きぬぎぬ」の歌の二元性について 権 赫仁
閨怨詩と恋歌―表現の「型」の衝突と融合― 胡 潔
「経夫婦」と「男女の中をも和らげ」 陳 燕
平安時代の物語に見る「唐土意識」と「日本意識」 丁 莉
日本と韓国の宮廷文学と女性 金 英
道綱母の「臥し起き」「臥す」しぐさについて―待つ女から書く女へ― 施 旻
ヨーロッパにおける『更級日記』の受容と評価 カロリーナ・ネグリ
あとがき