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分断国家の国語教育と在日韓国・朝鮮学校の民族語教育

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
異なる国家体制の下、韓国と北朝鮮の国語及び国語教育の乖離ならびに海外公民教育として、両国が在日韓国・朝鮮学校の民族語教育に及ぼした影響について考察。

【著者略歴】
朴 校煕(パク キョヒ)
韓国生まれ
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科言語文化系教育講座(博士課程)
単位修得満期退学(2007.3)
論文提出による教育学博士(2010.3)
(株)カンバス韓国国営放送KBSドラマ及びドキュメンタリー日本語字幕制作、神田外語大学(日本校)、実践女子大学、中央大学各非常勤講師
目次を表示します。
序章
 第1節 研究の目的と意義
 第2節 先行研究
 第3節 研究の構成と方法
第1章 朝鮮半島における「国語教育」の誕生と推移
 第1節 「開化期」(1860~1910)の国語教育
 第2節 「日帝期」(1910~1945)の国語教育
第2章 分断後の国家体制の違いと「国語教育」の乖離
 第1節 解放後,韓国と北朝鮮における教育改革
 第2節 分断後,南北における言語異質化
 第3節 分断後,南北における国語教育の変遷
第3章 韓国学校における「韓国語」と「日本語」教育
 第1節 韓国の在外同胞政策
 第2節 韓国学校における「韓国語」と「日本語」のバイリンガル教育
 第3節 韓国の「国語」教科書と韓国学校の「韓国語」教科書の比較分析
第4章 朝鮮学校における「朝鮮語」教育
 第1節 北朝鮮の海外公民政策
 第2節 朝鮮学校における「朝鮮語」と「日本語」のバイリンガル教育
 第3節 朝鮮学校の現行「国語」教科書の史的位置づけ
 第4節 朝鮮学校の国語教科書1993年版と2003年版の比較分析
第5章 朝鮮学校における「日本語」教育
 第1節 初級部のカリキュラムと教科としての「日本語」
 第2節 朝鮮学校の「日本語」教科書の移り変わり
 第3節 朝鮮学校初等部の1993年版「日本語」教科書の分析
終章 
 第1節 研究のまとめ
 第2節 結論と課題
 第3節 韓国と北朝鮮の国語教育における展望
 第4節 韓国学校と朝鮮学校の民族語教育における展望
引用文献及び参考文献
資料編
 Ⅰ.表のまとめ
 Ⅱ.各地の教科書の目次
  A.朝鮮学校・初級部『国語』(1993年版)目次
  B.朝鮮学校・初級部『国語』(2001年版)目次
  C.北朝鮮・人民学校『国語』(1996年版)目次
  D.北朝鮮・人民学校『国語』(2002年版)目次
  E.韓国・初等学校『国語』(第7次/2000年版)目次
  F.中国・朝鮮族学校『朝鮮語文』(1999年版)目次
  G.朝鮮学校・初級部『日本語』(1993年版)目次
  H.日本・小学校『国語』(平成16(2004)年版/光村図書)目次
謝辞
あとがき
事項索引
人名索引
著者朴校煕 著
発行年月日2013年02月20日
頁数302頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1976-9