博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

中学校社会科の教育内容の開発と編成に関する研究

開かれた公共性の形成

定価: 11,000 (本体 10,000 円+税)
価値観の多様化が進む今日、社会科はどうあるべきか。この問題に挑む中学校社会科教育論を提起して、地理的・歴史的・公民的分野の授業を作り実践した提案の書。

【著者略歴】
藤瀬泰司(ふじせ たいじ)
1972年12月 佐賀県で生まれる
1996年3月 山口大学教育学部中学校教員養成課程卒業
1998年3月 広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了
1998年4月 佐賀県白石町立白石中学校教諭
2000年4月 佐賀県武雄市立武雄中学校教諭
2003年4月 佐賀大学文化教育学部附属中学校教諭
2008年4月 熊本大学教育学部准教授
2011年3月 博士(教育学)
目次を表示します。
序章 本研究の意義と方法
 第一節 研究主題
 第二節 本研究の意義と特質
 第三節 研究方法と論文構成
第一部 開かれた公共性を形成させる中学校社会科教育内容開発の理論と方法
第一章 中学校社会科教育内容開発研究の課題と方法
 第一節 中学校社会科教育内容開発研究の課題
  第一項 中学校社会科教育論の現状分析
   一 経験主義社会科論―昭和26年版要領社会科の場合―
   二 教養主義社会科論―昭和33年版要領社会科の場合―
   三 科学主義社会科論―ホルト社会科の場合―
  第二項 中学校社会科教育論の課題
 第二節 中学校社会科教育内容開発研究の方法
  第一項 研究の視点―構築主義社会科論―
  第二項 研究の手順―強化論の実験的実証的吟味―
 第三節 中学校社会科教育内容開発研究の論理
第二章 構築主義に基づく中学校社会科教育内容開発の方法と実際
 第一節 構築主義社会科論という社会科教育論の意義
  第一項 社会問題科論の現状分析
   一 授業開発研究からみた社会問題科論の現状分析
   二 教育課程編成研究からみた社会問題科論の現状分析
  第二項 社会問題科論の課題
 第二節 構築主義に基づく中学校社会科教育課程編成の方法と実際
  第一項 構築主義に基づく中学校社会科教育課程編成の方法
  第二項 構築主義に基づく中学校社会科教育課程編成の実際
 第三節 構築主義に基づく中学校社会科授業構成の方法と実際
  第一項 構築主義に基づく中学校社会科授業構成の方法
   一 授業内容の構成
   二 教授・学習過程の組織化
  第二項 構築主義に基づく中学校社会科授業構成の実際
 第四節 構築主義に基づく中学校社会科教育内容開発の論理
第二部 開かれた公共性を形成させる中学校社会科の教育内容開発
第三章 構築主義社会科論に基づく地理的分野の教育内容開発
 第一節 単元「障害者問題を考える」の授業開発
  第一項 単元の教材構成
   一 単元の主題設定
   二 単元の内容構成
   三 単元の教授・学習過程
  第二項 単元の授業計画
  第三項 単元の学習評価
   一 評価問題の計画
   二 評価結果の分析
  第四項 単元開発の成果と課題
 第二節 単元「国際債務問題を考える」の授業開発
  第一項 単元の教材構成
   一 単元の主題設定
   二 単元の内容構成
   三 単元の教授・学習過程
  第二項 単元の授業計画
  第三項 単元の学習評価
   一 評価問題の計画
   二 評価結果の分析
  第四項 単元開発の成果と課題
 第三節 構築主義社会科論に基づく地理的分野教育内容開発の意義
第四章 構築主義社会科論に基づく歴史的分野の教育内容開発
 第一節 単元「靖国問題を考える」の授業開発
  第一項 単元の教材構成
   一 単元の主題設定
   二 単元の内容構成
   三 単元の教授・学習過程
  第二項 単元の授業計画
  第三項 単元の学習評価
   一 評価問題の計画
   二 評価結果の分析
  第四項 単元開発の成果と課題
 第二節 単元「アイヌ問題を考える」の授業開発
  第一項 単元の教材構成
   一 単元の主題設定
   二 単元の内容構成
   三 単元の教授・学習過程
  第二項 単元の授業計画
  第三項 単元の授業評価
   一 評価問題の計画
   二 評価結果の分析
  第四項 単元開発の成果と課題
 第三節 構築主義社会科論に基づく歴史的分野教育内容開発の意義
第五章 構築主義社会科論に基づく公民的分野の教育内容開発
 第一節 単元「性同一性障害問題を考える」の授業開発
  第一項 単元の教材構成
   一 単元の主題設定
   二 単元の内容構成
   三 単元の教授・学習過程
  第二項 単元の授業計画
  第三項 単元の学習評価
   一 評価問題の計画
   二 評価結果の分析
  第四項  単元開発の成果と課題
 第二節 単元「犯罪被害者問題を考える」の授業開発
  第一項 単元の教材構成
   一 単元の主題設定
   二 単元の内容構成
   三 単元の教授・学習過程
  第二項 単元の授業計画
  第三項 単元の学習評価
   一 評価問題の計画
   二 評価結果の分析
  第四項 単元開発の成果と課題
 第三節 構築主義社会科論に基づく公民的分野教育内容開発の意義
終章 開かれた公共性を形成させる中学校社会科教育内容開発の成果と課題
参考文献
あとがき
著者藤瀬泰司 著
発行年月日2013年02月28日
頁数328頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1954-7