社会科教授用図書におけるアイヌ民族関係記述の生成と展開
教育実践者たちの軌跡とその背景
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緒言
序章 教科教育学的研究について
1.研究の目的と方法
2.隣接諸学の教科書研究
3.教科教育学的研究について
4.本章のまとめとして
第Ⅰ章 アイヌ民族関係の叙述記述
1.先行研究と「学問との偏差アプローチ」
2.「学問との偏差アプローチ」の適用可能性
3.アイヌ民族関係の叙述記述について
4.本章のまとめとして
第Ⅱ章 近世史アイヌ民族関係記述を生成した人々
1.表象のアリーナ
2.編集者たちの証言
3.教育出版―北方を見つめて―
4.東京書籍と大阪書籍―北方へのまなざしの相異―
5.学校図書―振幅の軌跡―
6.遅れてきた日書
7.「集合記憶」のゲートキーパーたちとアイヌ民族関係記述
8.本章のまとめとして
第Ⅲ章 社会科アイヌ史実践を切り拓いた教師たち
1.伝統的まなざしのもとで
2.国,敗れて
3.教科書記述への結晶化
4.本章のまとめとして
第Ⅳ章 道内社会科副読本におけるアイヌ民族関係記述とその生成過程
1.道内におけるアイヌ民族関係学習
2.タウン北海の「改訂副読本」(平成8年版)をめぐって
3.本章のまとめとして
終章に代えて
1.歴史学者の目
2.教科教育研究者の目
3.本書における試みと限界
4.今後の課題
あとがき
事項索引
人名索引