イギリス技術者養成史の研究
技術者生成期から第2次世界大戦まで
定価:
13,200
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12,000
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序章 イギリス技術者養成史研究の課題と方法
第1節 本研究の基本的アプローチ
第2節 本研究の課題と方法
第3節 本研究の構成
第1部 イギリス技術者養成の歴史的特質
第1章 生成期のイギリス技術者―彼らはどのようにして技術者となったのか―
はじめに
第1節 専門職としての民間(土木)技術者の成立
第2節 生成期の民間(土木)技術者たち
第3節 ジェームズ・ワット
第4節 スティーブンソン親子
第5節 工作機械改良者たち
まとめ
第2章 技術者専門職団体による技術者資格認定
はじめに
第1節 民間(土木)技術者協会の設立
第2節 民間(土木)技術者協会の政策①―実地訓練と実績
第3節 技術者専門職団体の細分化
第4節 民間(土木)技術者協会の政策②―試験制度の導入
第5節 民間(土木)技術者協会の政策③―理論的教育と実地訓練の結合
第6節 他の技術者専門職団体による試験制度の導入
まとめ
第2部 イギリスにおける工学教育の発展
第3章 イギリス工学教育発展史(1)―創設期(1830年代末~1860年代)―
はじめに
第1節 パトニ工学カレッジ
第2節 ロンドン・ユニヴァーシティ・カレッジ(UCL)
第3節 ロンドン・キングズ・カレッジ(KCL)
第4節 ダラム大学
第5節 グラスゴー大学
第6節 ダブリン・トリニティ・カレッジ(TCD)
第7節 ベルファスト・クィーンズ・カレッジ(QCB)
まとめ
第4章 イギリス工学教育発展史(2)―拡張期(1860年代末~1890年代)―
はじめに
第1節 工学教育拡張の背景
第2節 工学教育を行う高等教育機関の増加
第3節 既存大学・カレッジにおける工学教育の発展
まとめ
第5章 イギリス工学教育発展史(3)―確立期(1890年代末~1930年代)―
はじめに
第1節 市民カレッジの大学昇格と財政基盤の強化
第2節 教育体制の強化と工学部の設立
第3節 実地訓練との調整
第4節 学生数・学位取得者数に見られる特徴
まとめ
第6章 イギリス技術教育機関における工学教育の発展(1)―前史(1800年~1890年代)―
はじめに
第1節 19世紀末までの技術教育機関の発展
第2節 事例分析:マンチェスター市立技術学校
まとめ
第7章 イギリス技術教育機関における工学教育の発展(2)―確立期(1890年代末~1930年代)―
はじめに
第1節 第1次世界大戦までの発展
第2節 戦間期の発展
まとめ
第8章 イギリス全日制工学教育の量的発展―1830年代末~1930年代末―
はじめに
第1節 正規コース修了者の伸び悩み(1830年代末~1890年代末)
第2節 工学学位取得者数の増加(1890年代末~第1次世界大戦)
第3節 工学学位取得者数の倍増と停滞(第1次世界大戦後~第2次世界大戦)
まとめ
第3部 産業界における技術者養成システム
第9章 20世紀初頭イギリス機械工業における徒弟を対象とする技術教育奨励計画―そのねらいと性格―
はじめに
第1節 20世紀初頭の技術教育問題をめぐる議論の特徴
第2節 企業の「技術教育奨励計画」の検討
まとめ
第10章 第1次世界大戦前後のイギリス機械工業における技術者養成システムの変容
はじめに
第1節 第1次世界大戦直前の機械工業における実地訓練システム
第2節 第1次世界大戦後の機械工業における実地訓練システム
まとめ
第4部 イギリス技術者の教育・訓練歴の分析
第11章 イギリス技術者の教育・訓練歴の変容―1880年代~1930年代―
はじめに
第1節 民間(土木)技術者協会の場合
第2節 機械技術者協会の場合
まとめ
第12章 イギリスのトップ・エリート技術者の教育・訓練歴の分析―the Institution of Civil Engineer歴代会長99人の場合―
はじめに
第1節 資料の作成方法と典拠
第2節 分析結果と考察
まとめ
終章 イギリス技術者養成の歴史的展開と3つの歴史的特質
参考文献・史料
あとがき
人名索引
事項索引