源氏物語享受史論考
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15,400
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序章 本書の構成と研究史概観
第一章 『源氏釈』
一 北野克氏蔵「末摘花・紅葉賀断簡」について―『源氏釈』原型本の推定―
二 都立中央図書館本『源氏釈』について
三 『源氏釈』の古筆資料について
四 黎明期の注釈―『源氏釈』をめぐって―
第二章 河内学派の研究
五 河内方の源氏物語研究
六 河内本の注釈
第三章 『水源抄』
七 『葵巻古注』(水源抄)について
八 『水源抄』から『紫明抄』へ
第四章 『紫明抄』
九 内閣文庫蔵三冊本(内丙本)『紫明抄』について
一〇 『紫明抄』の古筆資料について
一一 九州大学附属図書館蔵『紫明抄抜書』
一二 鎌倉時代の古注と本文―『紫明抄』引用本文を中心に
第五章 『原中最秘抄』
一三 『原中最秘抄』の基礎的考察
一四 『原中最秘抄』の完本と略本
一五 中世源氏物語享受史の一面―『原中最秘抄』を中心に―
第六章 梗概本・抜書本
一六 天理図書館本『源氏古鏡』について
一七 『源氏大鏡』の形態
一八 『源氏抜書』の本文について
第七章 本文の伝来と表現
一九 大島本源氏物語をめぐって―その伝来過程を中心に―
二〇 大島本『源氏物語』伝来の再検討
二一 大島本源氏物語の転変―展覧会目録を中心に―
二二 別本の本文と表現―歴史民俗博物館蔵手習巻について―
初出一覧
索引
あとがき