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現代の時間的環境における保育に関する研究

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)
子どもの「時間」を切り口として、様々な「時間」の中の「子どもが生きている世界」を探り、現代の保育環境について考察。子ども主体の保育の実現に向けての示唆を得る。

【著者略歴】
岡野雅子(おかの まさこ)
1946年10月 東京都に生まれる
1965年3月  東京都立両国高等学校卒業
1969年3月 お茶の水女子大学家政学部児童学科卒業
1971年3月 お茶の水女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了
2009年3月 博士(教育学)(東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科)
信州大学教育学部教授を経て、
現在 東京福祉大学教授(2012年~)

1987年5月 日本保育学会 研究奨励賞 受賞
目次を表示します。
序章 子どもをめぐる今日の諸問題
第1章 本研究の目的
 1-1.問題の所在
 1-2.本研究の目的
 1-3.本研究の構成
第2章 先行研究の検討
 2-1.倉橋惣三の保育論
 2-2.津守真の保育論
 2-3.時間についての様々な接近
 2-4.先行研究と本研究との関連
第3章 「子どもが生きている世界」のなかの時間についての子ども自身の認識
 3-1.言語表現を手がかりとした時間について
 3-2.経過時間について
 3-3.過去・現在・未来の関係について
 3-4.時間の流れ方について―時間は可逆的か非可逆的か―
第4章 子どもの日々の活動のなかの時間
 4-1.子どもの遊びの流れと日課的時間割の関係
 4-2.子どもの「待つ」のなかの時間
 4-3.子どもが構築した世界のなかの時間―「ごっこ」遊びの観察資料から―
 4-4.しつけ方略としての時間の圧力
 4-5.子どもの時間と大人の時間
第5章 保育場面における子どもが「いきいきと遊ぶ」のなかの時間
 5-1.遊びの違いによる子どもの時間体験の違い
 5-2.いきいきと遊ぶ子どもの行動表出と時間
 5-3.いきいきと遊ぶ子どもの時間的側面の特徴
 5-4.いきいきと遊ぶ子どもの時間的側面の構造
第6章 近年の20年間の環境の変化と時間
 6-1.いきいきと遊ぶ子どもの世界のなかの時間についての20年間の変容
 6-2.子どもの遊びの流れと日課的時間割の関係についての20年間の変容
第7章 総括的考察
 7-1.本研究から得られた知見
 7-2.「子どもが生きている世界」と子ども主体の保育
 7-3.本研究の意義
初出一覧
引用文献
あとがき
著者岡野雅子 著
発行年月日2011年11月30日
頁数256頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1884-7