社会科授業改善の方法論改革研究
資質形成の相違に応じた螺旋PDCAサイクル
定価:
6,600
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序章 本研究の目的・意義・方法
第1節 研究主題
第2節 本研究の意義と特質
第3節 本研究の方法
第1章 社会科授業改善の研究方法
第1節 先行研究における授業改善方法の問題点
1 授業構成要素の部分的な改善の問題点
2 一元的な社会科学力観からの外在的批判による改善の問題点
第2節 社会科授業改善の方法
1 期待する資質形成の違いから類型化される授業(第一段階)―目標における期待する学習成果,資質形成の分析―
2 類型化された授業のPDCA(第二段階)―各資質形成における論理整合性に基づく授業改善―
3 自らのPDCAを俯瞰し,新たな授業改善を図る螺旋PDCA(第三段階)―社会科の理念に照らし授業観を相対化する授業改善―
第2章 知識の量的拡大・効率化を図る授業PDCA―社会事象,社会機能,社会構造についての知識を獲得する社会科―
第1節 授業構成の論理―単元「EU」―
1 授業観(目標・内容・方法)
2 授業の組織・授業の具体
第2節 評価の観点
知識の選択・配列・網羅
第3節 改善の具体―単元「マレーシア」―
1 授業設計段階における改善
2 授業実践段階における改善
第4節 本授業類型におけるPDCA
第3章 学習者の内面の表出を図る授業PDCA―社会における個人のあり方(行動)・生き方(態度)を理解する社会科―
第1節 授業構成の論理―単元「消防署の仕事」―
1 授業観(目標・内容・方法)
2 授業の組織・授業の具体
第2節 評価の観点
1 授業事実の確定・分析
2 学習者の発言・参加姿勢
3 発言内容における内面の変化
第3節 改善の具体
第4節 本授業類型におけるPDCA
資料 授業者による内在的な授業改善―単元「ゴミの学習」―
第4章 知識の構造化・推論の組織化を図る授業PDCA―社会の見方・考え方を探求する社会科―
第1節 授業構成の論理―単元「多文化社会をめざすオーストラリア」―
1 授業観(目標・内容・方法)
2 授業の組織・授業の具体
第2節 評価の観点
1 知識の構造・問いの構造
2 推論過程の分析
3 授業事実の確定・分析
第3節 改善の具体
第4節 本授業類型におけるPDCA
第5章 価値的知識の明示化・価値判断の正当化を図る授業PDCA―社会における個人のあり方(行動)・社会のあり方を追求する社会科―
第1節 授業構成の論理―単元「外国人労働者『問題』を考える」―
1 授業観(目標・内容・方法)
2 授業の組織・授業の具体
第2節 評価の観点
1 評価的・規範的知識を導く問い
2 評価判断の正当化
3 授業事実の確定・分析
第3節 改善の具体
第4節 本授業類型におけるPDCA
第6章 自らの社会科授業観を相対化するPDCA
第1節 資質形成の統一的な基準からの批判・吟味
第2節 社会科授業に求められる評価要素からの相対化
第3節 内在的批判から外在的批判を通した螺旋PDCA
資料 社会科授業改善の方法論としての螺旋PDCAサイクル
終章 社会科授業改善の方法論としての螺旋PDCAサイクル
主要参考文献一覧
あとがき