産業教育史学研究日本農業教育発達史の研究
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まえがき
第一章 農業教育政策の展開
第一節 日本農業の特性
一 自然的特性
二 領域的特性
三 経済的特性
四 農業立国論の隘路
第二節 勧農政策と教育
一 近代農政の推進者―先覚者四人の語録
大久保利通/岩山敬義/品川弥二郎/前田正名
二 明治農政と学理農法の導入
三 農村問題の発生とその教育対策
四 農村教育をめぐる文部関係者の意見
第三節 農業教育の施策
一 西洋諸国の情報
初期の教育情報/ドイツの情報/アメリカの情報/デンマークの情報/その他の西洋情報
二 文部省の教育施策
三 農商務省の教育施策
四 農業関係団体の教育施策
大日本農会/大日本山林会/大日本水産会・帝国水産会/第二本蚕糸会/全国農事会・帝国農会
第四節 農業教育の態様
一 高等教育機関
二 中等教育機関
三 農業補習学校
四 各種の講習会
第二章 農業教育の思想と実践
第一節 農業教育思想の系譜
一 津田仙の系譜
二 クラークの系譜
三 ケルネルとフェスカの系譜
四 横井時敬の系譜
第二節 関係者の農業教育意見
一 農業学校長会
二 農業専門学校長会
三 農業教育研究会
第三節 代表的農業教育家
一 松原新之助
二 玉利喜造
三 佐藤昌介
四 三吉米熊
五 沢村真
六 本多岩次郎
七 佐藤義長
八 出田新
九 山崎延吉
十 千葉敬止
第三章 高等農業教育の発達
第一節 全般的動向
一 学校設置の動向
二 領域間の動向
三 入学生と卒業生の動向
第二節 代表的高等教育機関
一 東京帝国大学農学部
二 北海道帝国大学農学部
三 九州帝国大学農学部
四 東京農業大学
五 盛岡高等農林学校
六 鹿児島高等農林学校
七 千葉高等園芸学校
八 上田蚕糸専門学校
九 東京高等蚕糸学校
十 京都高等蚕糸学校
十一 鳥取高等農林学校
十二 三重高等農林学校
十三 宇都宮高等農林学校
十四 岐阜高等農林学校
十五 水産講習所
第三節 特色ある事例校
一 帝国大学からの独立校
函館高等水産学校/東京高等農林学校/東京農業教育専門学校
二 獣医師の養成校
私立校の事例/官立校の事例/公立校の事例
三 製糸教婦の養成校
第四章 中等農業教育の発達
第一節 全般的動向
一 時代的動向
明治後半期の興隆/郡制廃止と農業学校/農村不況と農業学校/満蒙開拓と農業学校
二 分野別動向
総合化の趨勢/蚕業学校の衰退/園芸学校の新興/水産学校の浮沈
三 地域間較差
四 女子への開放状況
五 入学生と卒業生の動向
第二節 代表的中等教育機関
一 岩手県立盛岡農学校
二 宮城県農学校
三 福島県立蚕業農学校
四 茨城県立水戸農学校
五 富山県立福野農学校
六 石川県立松任農学校
七 福井県立小浜水産学校
八 長野県木曽山林学校
九 京都府立京都農林学校
十 大阪府立農学校
十一 鳥取県立倉吉農学校
十二 山口県立小郡農業学校
十三 高知県立農業学校
十四 大分県立三重農学校
十五 鹿児島県立鹿屋農学校
第三節 特色ある事例校
一 学校組合立農業学校の曲折の事例
二 乙種から甲種への昇格の事例
三 農業補習学校と農業学校の関係事例
四 農民道場と農業学校の関係事例
農民道場の誕生/農民道場から農業学校への接近/農業学校から農民道場への接近/農民道場の評価
第五章 第二次大戦末期の改編
第一節 戦時末期の法令改定
一 戦時体制下の農業教育政策
二 高等農業教育の法制
三 中等農業教育の法制
第二節 高等農業教育の改編
一 敗戦時の校勢概要
二 公立農業専門学校の増設
三 女子農業専門学校の成立
第三節 中等農業教育の改編
一 商業学校から農業学校への転換
商業学校からの転換/農商学校からの転換/実業学校からの転換
二 工業教育への接近
農業土木科の開設/農工学校の開設
三 女子農業学校の設置
第四節 敗戦時の農業教育機関
付表―敗戦時における農業教育機関一覧
注
人名・事項索引