博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

社会科教育の本質に関する研究

社会認識と公民的資質の関係性を中心に

定価: 15,400 (本体 14,000 円+税)
教育の機能原理に着目し、その視座から社会認識と公民的資質の関係性を究明することによって、社会科教育の基本的概念や本質を構造的に明確化した画期的な書。

【著者略歴】
宮本光雄(みやもと みつお)
1941年 和歌山県に生まれる
広島大学大学院教育学研究科博士課程単位修得後、広島大学教育学部助手、長崎大学教育学部講師、助教授、熊本大学教育学部教授を経て、現在、熊本大学名誉教授、教育学博士
その間、文部省在外研究員としてカリフォルニア大学(1982年、8ヶ月間)、パリ国立教育研究所(1983年、2ヶ月間)、ブリティッシュ・コロンビア大学(1993年、2ヶ月間)で研究に従事

2008年 日本グローバル教育学会「学会賞」受賞
目次を表示します。
序章 本研究の意義と方法
第1節 研究主題
第2節 本研究の特質と意義
第3節 研究方法と論文構成
第1章 公民教育における認識と資質の関係性
はじめに
第1節 鹿兒島登左の認識と資質の捉え方
第2節 岡篤郎の認識と資質の捉え方
第3節 千葉敬止の認識と資質の捉え方
第4節 木村正義の認識と資質の捉え方
第5節 倉澤剛の認識と資質の捉え方
おわりに
第2章 「公民教育構想」における認識と資質の関係性
はじめに
第1節 「答申」における認識と資質の関係性
第2節 「新教育指針」における認識と資質の関係性
第3節 「国民学校公民教師用書」における認識と資質の関係性
第4節 「中等学校・青年学校公民教師用書」における認識と資質の関係性
第5節 生活指導論争
おわりに 
第3章 初期社会科教育における認識と資質の関係性
はじめに
第1節 陶冶と訓育
第2節 「昭和22年版社会科学習指導要領」における認識と資質の関係性
第3節 「小学校社会科学習指導要領補説」における認識と資質の関係性
第4節 「昭和26年版小学校学習指導要領社会科編」における認識と資質の関係性
第5節 「昭和26年版中等学校学習指導要領社会科編」における認識と資質の関係性
おわりに
第4章 社会認識と公民的資質の関係性
はじめに
第1節 社会認識における事実認識と科学認識
第2節 公民と市民
第3節 公民的資質と市民的資質
第4節 社会科における社会認識と公民的資質の関係性
おわりに
終章 社会科教育の本質の明確化とこれからの社会科教育
第1節 これまでの考察と社会科教育の本質
第2節 グローバル時代におけるこれからの社会科教育
資料及び主要参考文献
あとがき
著者宮本光雄 著
発行年月日2011年06月10日
頁数500頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1865-6