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食文化の継承意識に影響する家族関係

正月料理の変化を通して

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
食文化の継承意識について三世代にわたる家族を縦断的に調査し、社会文化的要因や家族関係の力学がどのように影響しているかを分析。食と家族の問題に迫る。

【著者略歴】
塩谷幸子(しおたに さちこ)
昭和43年 お茶の水女子大学文教育学部教育学科卒業
平成12年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科発達社会科学博士前期課程修了
平成19年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科発達社会科学博士後期課程修了
(学術博士)
現在 お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科研究院研究員、大妻女子大学、十文字女子大学、田園調布学園大学非常勤講師
目次を表示します。
はじめに
第1章 食文化の継承と家族関係について
 1-1 研究の背景と問題意識
 1-2 研究の目的
 1-3 食文化の継承と家族関係についての先行研究
 1-4 正月料理の歴史的変遷
 1-5 本研究の範囲と分析枠組み
 1-6 本書の構成
 1-7 凡例
第2章 研究方法
 2-1 調査対象
 2-2 調査方法
 2-3 分析方法
 2-4 調査期間
 2-5 調査内容
 2-6 調査対象地域
第3章 正月料理・家族関係・継承意識の変化―1998・2003年調査―分析1
 3-1 調理担当者の変化
 3-2 正月料理の品数と品目の変化
 3-3 継承意識の変化
 3-4 家族関係の変化
第4章 食文化の継承意識を規定する要因 分析2
 4-1 継承意識規定要因抽出の手順
 4-2 継承意識規定要因の抽出と分類
 4-3 個人(心理・情緒)的要因,家族的要因,社会・文化的要因
第5章 ライフステージの移行による継承要因への影響 分析3
 5-1 世代交代の理由―同居類型別
 5-2 ライフステージの移行によって変化しなかった要因
 5-3 ライフステージの移行により変化した要因
第6章 食文化の継承に影響する家族関係
 6-1 食文化継承規定要因の変化過程
 6-2 食文化継承の規定要因としての家族関係
 6-3 家族と女性にとっての正月料理継承の意味
 6-4 食文化継承規定要因の影響関係
 6-5 本研究のまとめと結論
 6-6 本研究の意義と今後の課題
付表
 1.第3章 1998年・2003年 正月料理の経年変化
 2.第4章 47事例 発話集
 3.第4章 典型的事例の料理写真
 4.質問紙・個別面接用質問項目
引用・参考文献
おわりに
著者塩谷幸子 著
発行年月日2011年01月31日
頁数290頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1847-2