現代アメリカ初等歴史学習論研究
客観主義から構築主義への変革
定価：
7,150
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序章 研究の目的と方法
第一節 研究主題
第二節 研究の意義と特質
第三節 本研究の方法と構成
第一章 初等歴史教育の課題と改革への視座
第一節 初等歴史教育の課題
第一項 歴史教育の原理的課題
1 歴史の教授の問題と課題
2 歴史のカリキュラムの問題と課題
3 歴史の教授および歴史観の問題と課題
4 歴史の教授および学習者の問題と課題―子どもと歴史との乖離
第二項 初等学校における歴史教育とその課題
1 初等歴史教育のタイプ分け
2 ストーリーを中心とする授業とその課題
3 社会諸科学の学問を中心とする授業とその課題
第二節 初等歴史教育の改革への視座
第一項 歴史教育改革の展開
1 1960年代から70年代
2 1980年代以降―客観主義歴史学習
3 1980年代以降―構築主義歴史学習
第二項 構築主義の視点にもとづく初等歴史教育
1 アメリカ初等歴史教育における構築主義に関する知見
2 構築主義による初等歴史教育改革の視座
第三節 現代アメリカにおける初等歴史教育改革とその学習類型
第一項 歴史学習観にもとづく視点
第二項 学習方法における分類の視点―関係構築と意味構築
第三項 学習目的における分類の視点―歴史における社会研究と歴史による社会構築
第四項 構築主義にもとづく初等歴史学習の類型
第二章 歴史的関係構築型歴史学習―Tina Reynoldsの実践「個人の歴史」・「家族の歴史」の場合―
第一節 Reynoldsの実践「個人の歴史」・「家族の歴史」の概要
第一項 歴史的関係構築型歴史学習の事例
第二項 Reynoldsの授業観
第二節 実践「個人の歴史」・「家族の歴史」の過程
第一項 「個人の歴史」の教授過程
第二項 「家族の歴史」の教授過程
第三項 教授過程の特色
第三節 実践「個人の歴史」・「家族の歴史」の構成
第一項 「個人の歴史」における子どもの歴史構成の成長
第二項 「家族の歴史」における子どもの歴史構成の成長
第三項 歴史との関係を作り出す歴史学習の原理
第三章 歴史的意味構築型歴史学習―Karen JorgensenとJames Venableの実践「オローニ・ワークショップ」の場合―
第一節 JorgensenとVenableの実践「オローニ・ワークショップ」の概要
第一項 歴史的意味構築型歴史学習の事例
第二項 JorgensenとVenableの授業観
第二節 実践「オローニ・ワークショップ」の過程
第三節 実践「オローニ・ワークショップ」の構成
第一項 ヒストリー・ワークショップの構成
第二項 1ワークの構成
第三項 ヒストリー・ワークショップおよびそのワークの構成
第四項 歴史との関係に意味を作り出す学習構造
第四節 歴史との関係に意味を作り出す歴史学習の原理
第四章 社会的関係構築型歴史学習―LeeAnn Fitzpatrickの実践「コロンブス」の場合―
第一節 Fitzpatrickの実践「コロンブス」の概要
第一項 社会的関係構築型歴史学習の事例
第二項 本実践のねらい
第二節 実践「コロンブス」の過程
第三節 実践「コロンブス」の構成
第一項 Levstikらの歴史学習のモデル
第二項 実践「コロンブス」の学習構成
第三項 社会との関係を作り出す学習構造
第四節 社会との関係を作り出す歴史学習の原理
第五章 社会的意味構築型歴史学習―Sara Atkinsonの実践「アメリカ独立戦争」の場合―
第一節 Atkinsonの実践「アメリカ独立戦争」の概要
第一項 社会的意味構築型歴史学習の事例
第二項 Atkinsonの歴史/歴史授業観
第二節 実践「アメリカ独立戦争」の過程
第三節 実践「アメリカ独立戦争」の構成
第一項 議論の構造を作り出す歴史学習
第二項 根拠と主張を作り出す議論
第三項 判断を作り出す議論
第四項 本実践の構成―ディスコースの構築
第五項 社会との関係に意味を作り出す学習構造
第四節 社会との関係に意味を作り出す歴史学習の原理
第六章 現代アメリカにおける歴史教育改革と構築主義歴史学習
第一節 初等学校における構築主義歴史学習と歴史教育改革
第一項 構築主義歴史教育実践の特質
1 歴史的関係構築型歴史学習
2 歴史的意味構築型歴史学習
3 社会的関係構築型歴史学習
4 社会的意味構築型歴史学習
第二項 学習原理構造と学習特質の論理
第二節 現代アメリカ初等歴史教育改革の理論と展望
終章 総括と考察
参考文献
あとがき
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