大正期における新中間層主婦の時間意識の形成
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序章 本研究の目的と枠組
第1節 研究目的
第2節 分析視点と研究枠組
第3節 基本概念
3-1 新中間層
3-2 主婦
3-3 時間意識
3-4 意識・行動特性
3-5 時間教育
第4節 本書の構成
第1章 先行研究と本研究の意義
第1節 時間意識の近代化に関する研究
1-1 欧米社会における時間意識の近代化
1-2 日本社会における時間意識の近代化
1-3 先行研究からの課題
第2節 新中間層の生活形成に関する研究
2-1 経済的側面に関する研究
2-2 空間的側面に関する研究
2-3 時間的側面に関する研究
2-4 先行研究からの課題
第3節 戦後における主婦の時間意識に関する研究
3-1 主婦の時間の使い方に関する言説
3-2 主婦の時間の使い方に関する先行調査
3-3 主婦の時間の使い方に関する実証研究
3-4 先行研究からの課題
第4節 本研究の意義
第2章 新中間層の社会的位置と生活条件
第1節 新中間層の人口割合と社会的位置
1-1 人口割合
1-2 社会的位置
第2節 新中間層の世帯と所得水準
2-1 世帯規模
2-2 世帯構成
2-3 所得水準
第3節 新中間層主婦と家事労働条件
3-1 新中間層主婦の割合
3-2 主婦の家事労働条件と家事労働
第3章 新中間層主婦の意識・行動特性
第1節 目的
第2節 分析資料と分析記事
2-1 生活体験記事を分析資料とする根拠
2-2 雑誌『主婦之友』を用いる根拠
2-3 新中間層主婦の生活体験記事の選定基準
第3節 分析世帯の質的検討
3-1 主婦の基本属性
3-2 サンプルの代表性と典型性
第4節 家事労働をめぐる主婦の意識・行動特性
4-1 目的と視点
4-2 分析記事と分析方法
4-3 分析結果
4-4 家事労働をめぐる意識・行動特性
第5節 子どもの教育をめぐる主婦の意識・行動特性
5-1 目的と視点
5-2 分析記事と分析方法
5-3 分析結果
5-4 主婦の教育的関心と生活展開
第6節 余暇をめぐる主婦の意識・行動特性
6-1 目的と視点
6-2 大正期の余暇研究における主婦の位置
6-3 分析記事と分析方法
6-4 分析結果
6-5 余暇をめぐる意識・行動特性
第7節 手工芸記事にみる主婦の余暇と家事労働
7-1 目的と視点
7-2 分析記事と分析方法
7-3 分析結果
7-4 主婦の余暇と家事労働
第8節 主婦の意識・行動特性
8-1 目的
8-2 意識・行動特性の諸相
8-3 意識・行動特性と生活行動
8-4 意識・行動特性と時間意識
第4章 新中間層主婦の時間意識
第1節 目的と方法
第2節 近代日本における時間認識の変化と時計の普及
2-1 時間認識の変化
2-2 時計の普及と主婦との関わり
第3節 主婦の時間認識とその背景
3-1 時間認識の実態
3-2 時間認識の背景
第4節 主婦の時間規範
4-1 家事の合理化と能率化規範の定立
4-2 行動のスケジュール化と定時行動規範の定立
4-3 無駄な時間の発見と時間の有効活用規範の定立
第5節 主婦の時間意識と意識・行動特性
5-1 主婦の時間意識
5-2 機能集団を支配した時間意識との関係
5-3 主婦の意識・行動特性との関連
第5章 新中間層主婦の時間教育
第1節 目的と視点
第2節 分析対象
2-1 学校教育・社会教育を分析対象とする根拠
2-2 高等女学校家事科教育を分析対象とする根拠
2-3 生活改善運動を分析対象とする根拠
第3節 高等女学校の家事科教科書にみる時間教育
3-1 目的と視点
3-2 分析方法
3-3 分析資料
3-4 江戸後期から明治初期における時間教育
3-5 高等女学校家事科教科書にみる時間教育
3-6 高等女学校家事科教科書にみる時間教育の意図
第4節 大正期「生活改善運動」にみる時間教育
4-1 目的と視点
4-2 分析の資料・方法・視点
4-3 生活改善運動における時間教育の展開
4-4 分析結果
4-5 生活改善運動の時間教育の意図
4-6 生活改善運動の時間教育の受容基盤
第5節 主婦の時間教育と時間意識
5-1 主婦の時間教育の特質
5-2 時間教育と主婦の意識・行動特性及び時間意識との関連
終章 大正期における新中間層主婦の時間意識の形成とその意味
第1節 新中間層主婦の時間意識の形成
第2節 主婦の時間意識の形成がもつ意味
2-1 近代社会の形成と主婦の時間意識の形成
2-2 主婦にとっての意味
第3節 本研究の意義と今後の課題
3-1 本研究の意義
3-2 今後の課題
あとがき
文 献
索 引