序文(岩井正浩)
序章 研究の意義・目的と概要
第1節 問題の所在~先行研究をふまえて~
第2節 研究の意義と目的
第3節 本書の構成と概要
(1)本書の構成と概要
(2)語句について
第1章 音楽的行為を分析するための理論的枠組みと研究方法の設定
第1節 本研究で扱う「音楽的行為」と理論的枠組み
(1)「音楽的行為」について
(2)「音楽的行為」を理解するための理論的枠組み
① J.ブラッキングの理論と,そこから得られる示唆
② 藤田芙美子の理論と,そこから得られる示唆
③ 2つの理論を背景にした「音楽的行為」の理解
第2節 研究方法
(1)本研究で用いる研究方法について
(2)研究対象とフィールドワークの実際
第2章 話し言葉・運動動作の発達過程の概観
第1節 話し言葉の発達過程の概観
(1)一般的な子どもについて
(2)研究対象Y児について
第2節 運動動作の発達過程の概観
(1)一般的な子どもについて
(2)研究対象Y児について
第3節 本章のまとめ:一般的な子どもと研究対象Y児の発達過程の比較
第3章 話し言葉の発達段階から捉えた音楽的行為の変化過程~Y児と養育者のやりとりを中心に~
第1節 Y児の話し言葉の獲得過程における発達段階の区分設定
第2節 前言語期にみられる音楽的やりとりから
(1)前言語期(生後0~10か月)の発達状況
(2)前言語期の音楽的行為について
第3節 1語発話期にみられる音楽的やりとりから
(1)1語発話前期(生後11~13か月)について
(2)1語発話後期(生後14~17か月)について
第4節 2語発話期にみられる音楽的やりとりから
(1)2語発話期(生後18~19か月)の発達状況
(2)2語発話期の音楽的行為について
第5節 3語~多語発話期にみられる音楽的やりとりから
(1)3語~多語発話前期(生後20~22か月)について
(2)3語~多語発話中期(生後23~25か月)について
(3)3語~多語発話後期(生後26~30か月)について
第6節 本章のまとめ
第4章 動作に伴う拍節的な日本語の獲得過程にみられる音楽的行為~かけ声「よいしょ,よいしょ」に関わる事例から~
第1節 かけ声「よいしょ,よいしょ」の獲得過程を分析対象とする理由
第2節 観察事例の分析と考察
第3節 本章のまとめ
第5節 動作に伴う抑揚的な日本語の獲得過程にみられる音楽的行為~擬声語「ブーラン,ブーラン」に関わる事例から~
第1節 擬声語「ブーラン,ブーラン」の獲得過程を分析対象とする理由
第2節 観察事例の分析と考察
第3節 本章のまとめ
第6章 遊ばせうたの習得過程にみられる音楽的行為~遊ばせうた《チッチッ,こーこにとまれ》に関わる事例から~
第1節 遊ばせうた《チッチッ,こーこにとまれ》の習得過程を分析対象とする理由
第2節 事例の分析と考察
第3節 本章のまとめ
終章 乳幼児の音楽的成長の過程
第1節 総合的考察
(1)研究結果の総括
(2)乳幼児の音楽的成長の過程
第2節 本研究の意義と今後の課題
(1)本研究が示唆するもの
(2)今後に残された課題
引用文献
参考文献
あとがき