占領下沖縄・奄美国語教科書研究
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まえがき―問題の所在―
序章 研究の目的と方法、特色と意義
1 研究の目的と方法
2 研究の特色と意義
第1章 沖縄本島における国語教科書
1 沖縄版ガリ版印刷教科書の背景
(1)敗戦直後における沖縄の社会と教育
(2)教科書編集所の設置
①編集場所・編集体制(スタッフ)
②教科書編集指針
(3)教科書編集過程・状況
①編集過程
②編集状況
③編集資料(教科書)
2 沖縄版ガリ版印刷国語教科書(『読み方』・『文学教材』)の実態
(1)『読み方』・『文学教材』の所蔵状況
(2)『読み方』・『文学教材』の所蔵機関
(3)各教科書の目次・出典等
①初等学校一年生
②初等学校二年生
③初等学校三年生
④初等学校四年生
⑤初等学校五年生
⑥初等学校六年生
⑦初等学校七年生
⑧初等学校八年生
⑨高等学校一年生
⑩高等学校二年生
3 沖縄版ガリ版印刷国語教科書の特色
(1)ガリ版印刷
(2)総合読本的性格
(3)沖縄固有の教材
(4)教科名「国語」の不認可
(5)薄い教科書
(6)挿絵の挿入
(7)季節・漢字配当への配慮なし
(8)改訂版の発行
(9)短期間の集中編集
(10)文部省暫定教科書との関連
4 沖縄版ガリ版印刷国語教科書の回想
おわりに
第2章 八重山における国語教科書
はじめに
1 八重山版ガリ版印刷国語教科書の背景
(1)敗戦直後の八重山教育
(2)八重山における教科書の編集事情
①『八重山』に見る当時の状況
②『戦後八重山教育の歩み』に見る当時の状況
③戦後初期の八重山における教科書の編集事情
2 八重山版ガリ版印刷国語教科書(『ヨミカタ』・『よみかた』)の実態
(1)『ヨミカタ』・『よみかた』の所蔵状況
(2)各教科書の目次・出典等
①『初等学校 ヨミカタ 一』
②『よみかた 三 二年生』
③『よみかた 第六学年上』
3八重山版ガリ版印刷国語教科書の特色
第3章 宮古島における国語教科書
はじめに
1 宮古島版ガリ版印刷教科書の背景
(1)昭和20年度―敗戦で迎えた戦後
①敗戦直後の混乱状況
②軍事教育、「日本宣伝」からの脱皮
③新教科書の編集企画
(2)昭和21年度―ガリ版印刷による教科書の企画を途中放棄―
①教材配当表の提出準備
②沖縄本島から教科書―宮古島版教科書の断念―
(3)昭和22年度―沖縄本島版の流用―
(4)昭和23年版―本土からの教科書到着―
2 宮古島版ガリ版印刷国語教科書(『国語』・『日本文典』等)の実態
(1)宮古高等学校国語教科書
①『国語 一年用』
②『日本文典 一年用』
(2)中学校国語参考書
①『新制中学国語学習の手引 一年用(1)』
3 宮古島版ガリ版印刷教科書の回想
(1)学習者の回想
(2)教師の回想
おわりに
第4章 奄美大島における国語教科書
はじめに
1 戦後初期の社会,および教育・教科書状況
(1)社会状況
(2)教育・教科書状況
2 行政分離(二・二宣言)による教育・教科書状況の変容
(1)教育
(2)教科書―戦時時期教科書の継続使用
(3)教科書―暫定教科書(分冊教科書)の密輸入
3 密航による新教育関係資料、新教科書の輸入
4 まとめ
おわりに
終章 研究の総括と課題
1 研究の総括
2 研究の課題―研究の継続・深化のために―
あとがき―本研究の足跡―
索引