博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社｜(株）風間書房

保育者の効力感と自我同一性の形成

領域「人間関係」について

定価： 8,800 円（本体 8,000 円＋税）
子どもの社会化に果たす保育者の役割は大きい。本書は領域「人間関係」の実践に関わる保育者の効力感と自我同一性を実証的に解明。新たな保育者支援の方途を拓く。

【著者略歴】
西山修(にしやま　おさむ)
くらしき作陽大学子ども教育学部准教授　博士(学校教育学)
専門分野:発達心理学、保育内容学

1990年　東京学芸大学教育学部卒業
1992年　岡山大学大学院教育学研究科修士課程修了
1997年　広島大学大学院教育学研究科博士課程後期中途退学
岡山県立大学保健福祉学部講師ほかを経て、現在に至る
目次を表示します。
第1章　問題の所在と課題の明確化
　第1節　研究の背景と問題提起
　第2節　先行研究の概観
　第3節　研究の方法及び内容構成
第2章　保育者志望学生の自我同一性と職業認知の解明
　第1節　入学期の自我同一性と職業認知の構造
　第2節　卒業期の自我同一性と職業認知の構造
　第3節　養成校における自我同一性の発達的変化
第3章　領域「人間関係」の保育者効力感と自我同一性との関係の解明
　第1節　領域「人間関係」の保育者効力感尺度の開発
　第2節　多次元尺度の開発による精緻化と相互補完
　第3節　類型論による自我同一性からみた領域「人間関係」の保育者効力感の相違
　第4節　自我同一性が領域「人間関係」の保育者効力感に及ぼす相違の確証
　第5節　特性論による自我同一性と領域「人間関係」の保育者効力感との関係
　第6節　自我同一性と領域「人間関係」の保育者効力感の関係モデルの確証
第4章　領域「人間関係」の保育者効力感に関する支援プログラムの開発と試行
　第1節　現職保育者支援プログラムの開発
　第2節　現職保育者支援プログラムの試行とその効果
　第3節　現職保育者支援プログラムの改善に向けた検証
第5章　研究の総括的考察と今後の課題
　第1節　保育者志望学生の自我同一性と職業認知の成り立ち
　第2節　領域「人間関係」の保育者効力感と自我同一性との関係
　第3節　現職保育者支援プログラムの適用可能性
引用文献
資料
あとがき
著者西山修 著
発行年月日2009年02月28日
頁数312頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1733-8